独学で大ヒット「硝子ペン」職人・川西洋之さん(43歳) まだ見ぬ「完璧な一本」を目指し、美しさと機能性を高め続ける 柄に色がたゆたっているかのように浮かび上がる美しい模様、繊細に彫りこまれたペン先ににじんでいくインク――。 アートのような芸術性の高さで手にする人の心をとらえる硝子ペン。「インサイドアウト」と呼ばれる独特な硝子模様の技法を駆使して、オンリーワンの硝子ペンを手掛けているのが川西洋之さんです。 20代の頃に、バックパッカーで海外を放浪していたという川西さん。旅先で偶然出会った硝子細工に惹かれ、いつしか独 学で作り始めるようになった硝子ペンは、数年で全国から注文が殺到するほどの人気を呼びました。作品同様、ユニークな職人人生を歩む川西さんの「はたらくヨロコビ」を探ります。 見た目の美しさと実用性にこだわる お話を伺う前に、川西さんのお仕事を拝見させていただきました。 使う材料は理科の