東北大学・未来科学技術共同研究センター・小濱泰昭教授、産業技術総合研究所、古河電池と日本素材は、共同研究の成果としてマグネシウムを用いた燃料電池を開発したことを発表した。 今回開発したマグネシウム燃料電池(一次電池)は、各家庭に安価な非常用電源として設置が可能。また、太陽光発電装置などと併用することで、安価で効果的な非常用電源として備えておくことができるというもの。 理論上、マグネシウム燃料電池はリチウム2次電池の数倍の電気量を有するため、実用化研究が行われてきたが、マグネシウムは発火の危険があること、電極が電解液に溶解する(自然放電)、という2つの大きな技術的な問題があるために、実用化が遅れていた。 東北大学は、1998年から宮崎県にある鉄道総合技術研究所 旧リニアモーターカー実験施設(日向市美々津)において、高効率高速輸送システム「エアロトレイン」(空気の地面効果により浮上、非接触走行