内向的な人と外向的な人の違い、あるいは人を16のタイプに分けるマイヤーズ・ブリッグス指標(MBTI)については耳にすることもあるかと思います。では、「敏感すぎる」と言われたことがある人に当てはまるかもしれない、別の性格的特徴についてはご存じでしょうか。 これは「Highly Sensitive Person」(HSP、とても敏感な人の意)と呼ばれ、内向性と同じく、性格的な欠陥というわけではありません。HSPに当てはまる人は、およそ5人に1人いると見られています。この性格的特徴は、1990年代半ばにエレイン・アーロン博士が提唱したものですが、今でも誤解している人や、知らない人も多い性質です。HSPと判定された人は、カラダとココロの両面でかなり敏感な傾向が見られます。例えば、大きな音に普通ではないほど驚くとか、服についているタグがチクチクするのがほかの人以上に気になるとか、そういったことです。