《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》 2019年の国際マン・ブッカー賞はオマーン出身のジョハ・アルハーシと翻訳者のマリリン・ブースが受賞した。 世界中の言語から英語に翻訳された作品に贈られる国際ブッカー賞の受賞作「Celestial Bodies」は、著者がアラブ諸国からの作家としては初めてで、翻訳者と賞金5万ポンドを折半する。版元はスコットランドの小出版社、サンドストーン出版で、受賞のニュースを受けたとたん、同社としては前代未聞の数を増刷した、とロバート・デイビッドソン編集主幹はコメントした。 「Celestial Bodies」は時代の波に翻弄されるオマーンの3人姉妹の成長譚で、植民地時代から後を引く問題や、最近まであった奴隷の問題にも取り組んだ意欲作。アルハーシ氏は「この本が対話のきっかけになることを望んでいます」とコメントした。 マン・グループが同賞のスポンサー
《この記事は約 14 分で読めます(1分で600字計算)》 第1回、第2回と「マンガ図書館Z」を運営する株式会社Jコミックテラスの取締役会長でマンガ家の赤松健氏と佐藤美佳氏(現:Jコミックテラス代表取締役社長)に話を伺った。では、親会社である株式会社メディアドゥホールディングスはどう考えているのか? メディアドゥホールディングスの溝口敦氏(取材当時のJコミックテラス取締役)に話を伺った。 マンガの流通はテクノロジーを活用しきれているか? ―― 赤松先生・佐藤さんへのインタビューでは「マンガ図書館Zを、売上、冊数、参加出版社数などをどうスケールさせるのか」という趣旨での質問を中心に行ったのですが、赤松先生としては「図書館」としてのイメージがあり、本が網羅されていることにまず満足を覚えられる、というコメントが印象的でした。 溝口 なるほど(笑)。私としては、これはマンガ図書館Zに限った話ではな
《この記事は約 11 分で読めます(1分で600字計算)》 株式会社Jコミックテラスが運営する「マンガ図書館Z」が実業之日本社と実施している実証実験。取締役会長でマンガ家の赤松健氏と佐藤美佳氏(現:Jコミックテラス代表取締役社長)へのインタビュー後編です。前編はこちら。 読者をどこまで増やせるか? 佐藤 仰るように課題としては、読者をどこまで増やせるか、というのはありますね。作品をお預かりしたことを、どう伝えていくか? それをどう読んでもらうところまで持っていくか。現在、月間100万人以上のユーザーはいますが、もっと増やさないといけないとは考えています。 ―― IT用語でいえばティッピングポイントを超えるにはどうすれば良いかということですね。わたしのように40代の読者だと「あの懐かしいマンガが!」と喜んで読むのですが、若い読者は絵柄だけで敬遠してしまったり、古い作品だとどうしても画質が落ち
《この記事は約 13 分で読めます(1分で600字計算)》 株式会社Jコミックテラスが運営する「マンガ図書館Z」は、過去に実業之日本社から出版された作品で、現時点では紙・電子ともに販売されていないものを収集、無料配信する実証実験を2018年8月から開始した(発表時の記事)。実験開始から数カ月経った時点で、取締役会長でマンガ家の赤松健氏と佐藤美佳氏(現:Jコミックテラス代表取締役社長)に、改めて話を伺った。 作家への連絡はすべて「封書」で ―― まず、作品数など、実証実験の進捗についてお聞かせください。 佐藤 現状で106作品が集まってきており、許諾がおりて公開に至っているのが33冊です。(編注:2018年10月18日時点の数字) 赤松 意外だったのが、辻真先先生や赤松光夫先生のようなご高齢の作家の方が許諾をしてくださったことです。 ―― 連絡はメールなどではないわけですよね? お電話とか?
《この記事は約 13 分で読めます(1分で600字計算)》 新年あけましておめでとうございます。 2019年も HON.jp News Blog をどうぞよろしくお願いいたします。 毎年恒例、編集長 鷹野凌による出版関連の動向予想です。 2018年の予想と検証 2018年年初の予想は以下の5つ。自己採点の結果を右端に付けておきました。 雑誌の人材がウェブへ流れる動きが加速する? → △ デジタルファーストが拡大する? → 〇 大手企業を核とした業界再編(離合集散)が進む? → 〇 出版での FinTech 活用が進む? → × ドメスティックな産業からの脱却(コンテンツ輸出)が進む? → △ 検証の詳細は、大晦日の記事をご覧ください。過去の予想と検証は、以下の通りです。 2017年予想・検証 2016年予想・検証 2015年予想・検証 2014年予想・検証 2013年予想・検証 2018年
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