私もつい最近のエントリーで、アルファ・ギークという言葉を使ったばかりが、最近アルファ・ギークだとか、アルファ・ブロガーだとか、「アルファ」という接頭語の付く言葉を良く聞く。そこで、得意の英語うんちくを展開。 元はと言えば、動物学者が狼の群れ(パック)の行動を観察した結果、狼の社会にははっきりとした序列(上下関係)があることを発見し、その序列で一番上の狼から順に、アルファ、ベータ、ガンマ、と付けたのが始まりである。つまり、狼の群れにおけるアルファは、その序列の頂点にあるリーダーのことである。上下関係をしっかりと付けてそれを守るという性質は、集団で狩をすることが食料確保をする上で重要な役割を果たす狼の社会において、必要不可欠なものとして遺伝子に刻み込まれた狼の本能である。 こんな「狼の社会学」用語がなぜ一般の人に知られるようになったかと言うと、この狼の本能が犬にも受け継がれているからである。犬