キーワード検索 何か心当たりのあるキーワードがあれば、以下のサイト内検索をご利用ください。 見つからなかった記事が見つかる場合があります。
東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県の観光パンフレットなどを展示する「被災地3県を訪ねる」が、鳥取市尚徳町の県立図書館で開かれている。5月9日まで(30日は休館日)。 3県の観光パンフやポスターのほか、観光スポットの資料が並ぶ。東北各地の歴史や言い伝えを学べる資料のほか、3県の各市町村の広報も見ることができる。 被災地の観光協会などの協力でパンフレットを送ってもらい、展示が実現した。これまで同図書館は、3県の地元紙を来館者の閲覧用に購入している。 藤井美華子図書係長は「観光で経済的な復興支援の一助となるように企画した。ゴールデンウイークなどの休みを使って、被災地を訪れてほしい」と話した。【高嶋将之】
3千冊積み仮設巡回 移動図書館運行始まる 宮城・女川 巡回してきた「つながる図書館」で、本を手に取る女川町の被災者=石巻市の北部バイパス仮設住宅 東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅に車で出向く宮城県女川町の「女川つながる図書館」が24日、運行を始めた。3月下旬に開設した図書室の移動サービスで、町内外の仮設住宅を巡回する。 大型ワゴン車を改造し書架などを設けた車両は近畿大から贈られた。震災後、全国各地から町に寄せられるなどした本約2万冊のうち、約3000冊を積んで貸し出す。運行は週3回で、1日に3、4カ所を回る。 図書室が設けられた町勤労青少年センターであった出発式で、村上善司教育長は「全国からの思いが詰まった本で、豊かな心の子どもが育つことを願っている」とあいさつした。 初日は町内の被災者が入居する石巻市沢田の北部バイパス仮設住宅などを訪れた。住民の無職男性(82)は「交通の便が良
津波で職員6人全員が死亡・行方不明となり、蔵書約8万冊のほぼすべてを失った岩手県陸前高田市立図書館の仮設の建物が今月、同市竹駒町に完成し、再開に向けて本格的に動き出した。 新たに配属された8人の職員がプレハブ2階建ての中で、全国から寄贈を受けた約5000冊の本を1冊ずつコンピューターに登録する作業を進めている。 同市教育委員会生涯学習課副主幹の長谷川敬子さん(56)は「図書館は、市民が文化的な生活を取り戻すための第一歩。7月頃までには開館したいが、まだまだ本が足りない。最近の小説や実用本など、読まない本があればぜひ、提供してほしい」と呼びかけている。連絡先は同図書館(0192・54・3227)。
東日本大震災による大津波で被災し、一部機能のみを再開させていた陸前高田市立図書館が竹駒町内に仮設施設を設置し、再建に向けて準備を開始した。現在はコンピューター管理による貸し出しに向けた入力作業を展開中で、7月ごろをメドに施設や移動図書館車による貸し出しを再開する計画。流出した郷土資料の提供や図書のカバーかけを手伝うボランティアも募り、一日も早い機能の充実化を図る。 震災前の市立図書館は昭和53年、高田町字砂畑地内に建設。約8万冊の蔵書があり、県指定有形文化財・吉田家文書などの貴重な古文書類なども保管していた。しかし、大津波で施設は全壊。当時勤務していた職員ら6人が全員犠牲となった。 その後、吉田家文書や被災した貴重な図書は県内の専門機関で修復作業が進んでいる。全国各地からは図書の寄贈を受けており、滋賀県東近江市からは移動図書館車・やまびこ号も贈られ、23年度は移動図書館事業を展開してき
東日本大震災で被災した陸前高田市の市立図書館は、7月の仮設施設再開に向け、郷土資料提供やボランティアの協力を呼び掛けている。今月から図書の登録作業を始めたが、作業する人手の不足や非売品の貴重な郷土資料の収集が課題となっている。市の歴史継承と図書館機能の復活に、多くの支援の手が求められている。 同市高田町の市立図書館は震災で被災し、当時勤務していた館長ら職員6人が犠牲になった。貴重な郷土資料約6500冊を含む約8万冊の蔵書が失われた。 昨年は全国からの寄贈図書で移動図書館車を運行。今月から、同市竹駒町の竹駒地区コミュニティセンター敷地内の仮設市立図書館(プレハブ2階建て)で、再開準備を始めた。7月には、仮設施設の利用開始と移動図書館車2台の運行を目指す。 7人の職員が約5千冊の図書の登録作業を進めているが、汚れ防止や長く利用するためのフィルムカバー張りの人手が足りていない。ボランティアの協力
国立国会図書館は、「東日本大震災と図書館」をテーマに昨年実施した調査の報告書を3月に刊行した。同報告書は都道府県立図書館や主要大学図書館、研究機関などに配布されるほか、国立国会図書館のWebサイト「カレントアウェアネス・ポータル」で全文が公開されている。 国立国会図書館は「図書館及び図書館情報学に関する調査研究」を毎年実施しており、今回公開されたのは2011年度の調査報告書にあたる。調査対象期間は2011年3月11日~2012年3月中旬となっている。 報告書には、図書館の被害や復興状況、支援活動など、震災関連の記録が多数まとめられているという。また、災害発生状況と政府・自治体の対応、図書館関連の動きをまとめた年表、有識者による論考なども収録されている。
岩手県大槌町立図書館に所蔵されていた日本画家、中島千波(ちなみ)さん(66)の石版画「山高神代(やまたかじんだい)桜」が東日本大震災の津波をかぶって修復不能となり、中島さんが所有する同じ作品が大槌町に贈られる。山高神代桜は山梨県北杜市にある古木。13日、間もなく見頃を迎える桜の木の下で、中島さんから町関係者に復興を祈って手渡される。 山高神代桜は、北杜市の実相(じっそう)寺境内にある樹齢2千年といわれるエドヒガンザクラ。大正11(1922)年に国の天然記念物に指定された。平成18年の計測で根元周り11・8メートル、高さ10・3メートル。枝張りは東西17・3メートル、南北13メートルあった。 大槌町立図書館所蔵の作品は、昨年7月、議事録や文集などの郷土資料を復旧し、デジタル保存するボランティアで訪れていた山梨県笛吹市のNPO法人「地域資料デジタル化研究会」のメンバーが見つけた。 小林是綱(ぜ
国立国会図書館(NDL)は、2012年3月に『図書館調査研究リポート』No.13として「東日本大震災と図書館」を刊行しました。カレントアウェアネス・ポータル上でPDF版を公開しています。この報告書は、震災発生から1周年の前後までを対象として、図書館の被災状況や支援活動、記録を残す活動等の情報を可能な限り網羅的に収集・整理したものです。海外の読者向けに“Summary”と第9章“The Great East Japan Earthquake and Libraries”は英文で掲載しています。 「東日本大震災と図書館」(『図書館調査研究リポート』No.13) http://current.ndl.go.jp/report/no13
東日本大震災で図書館に被害が相次いだことを教訓に、静岡と関東甲信越にある公立の図書館が、大規模な災害時に相互に協力して貴重な資料を一時保管したり、施設の復旧を支援したりする全国で初めての申し合わせを行いました。 文部科学省のまとめによりますと、岩手県や宮城県など東日本大震災の被災地では、地震や津波による公立の図書館の被害が251件に上りました。 これを教訓に、静岡市にある静岡県立中央図書館と関東甲信越の1都10県の都立と県立の図書館では、大規模な災害に備え、互いに支援し合う申し合わせを行いました。 申し合わせでは、被災を免れた図書館が、被災した図書館から貴重な資料を一時的に預かって保管したり、施設の復旧作業を支援したりすることになっています。 静岡県立中央図書館には、江戸幕府が所蔵していたおよそ3600冊の「葵文庫」などが所蔵されています。 静岡県立中央図書館の谷野純夫館長は「東海地震のお
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く