国際ISBN機関(International ISBN agency)は、電子書籍へのISBN付与に関する同機関の見解を示すポジションペーパーを公開しています。同じ内容でも異なるフォーマットの電子書籍には異なるISBNを付与するというのが基本ルールとなっていますが、最初のオリジナルのフォーマット(.epubが主流)にのみISBNをつける出版社もあり、同じISBNで異なるフォーマットのものが発生するなどの混乱が生じていることが背景にあります。ポジションペーパーでは、勧告(recommendation)として、以下のような点を指摘しています。 ・出版社はそれぞれのフォーマットに異なるISBNをつけることを勧める。 ・Amazon社のKindleのように、限定されたルートで特定のフォーマットのみが流通する場合には、ISBNを付与しなくてもよい。 ・出版社が別々のISBNを付与しない場合には、20
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