2017年3月、英エコノミスト誌は「脅威のアマゾン帝国」という特集を組んだ。その冒頭で、今後10年以内に売上高は50兆円に達するだろうと予測している。事実、17年の売上高は19兆円を超え、米国のEコマース市場の50%に迫る勢いだ。 アマゾンはこの巨大な売り上げを支えるための物流システム構築に余念がない。16年、海運ではNVOCC(船舶を持たない貨物運送事業者)の事業を開始。空運では40機の専用貨物機を順次離陸させると発表している。 日本の小売業の平均物流コストは売上高の5%弱だが、16年度だけでもアマゾンは売上高の13%もの資金を物流につぎ込む。アマゾンは物流で世界を支配しようとしているように見える。 『物流は世界史をどう変えたのか』は紀元前12世紀に地中海で活躍したフェニキア人、17世紀に世界初のヘゲモニー国家になったオランダ、19世紀の大英帝国誕生、20世紀に衰退したソ連などの国家の盛
『カレントアウェアネス-E』の8年間 メールマガジン『カレントアウェアネス-E』(CA-E)は,このたび掲載記事数が2,000本に達しました。2009年12月2日発行のNo.162に掲載した1,000本目の記事では,それまでのCA-Eの足跡を簡単に振り返るとともに,今後のCA-Eを展望しています(E1000参照)。本記事では,E1001からこれまでの記事を概観し,その変化を簡単にまとめてみます。 1,000本目の記事「CA-Eのこれまでとこれから―999記事の軌跡とアンケートから」では,2002年10月のCA-E創刊から,2009年11月18日発行のNo.161までを対象に,本文の文字数,アクセスランキング,執筆者の割合,メールマガジン登録者数の変化を振り返っています。本文の長さは,No.161では1記事当たり平均約1,200文字でしたが,2018年2月8日発行のNo.341では1記事当た
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『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(英語: Ex Libris: The New York Public Library)は、ニューヨーク公共図書館を主題としたアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画である。監督はフレデリック・ワイズマン、公開の2017年に第74回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映された[1]。 日本では2017年10月に『エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館』のタイトルで山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され[2]、その後、邦題を変更して2019年5月18日より岩波ホールにて一般公開された。 あらすじ[編集] ニューヨーク公共図書館の担う探究、交流、学習の平等なネットワークとしての役割に迫るドキュメンタリーである。中心人物はなく、短い場面の連続で、詩の朗読会やロボット作りまで館内で行われる活動がさまざまに描かれる。この図書館には分館が92ヵ所
業界に与えたインパクトは、「禁断の書」と呼んでも過言ではない。今年5月に日経BP社から出版された『誰がアパレルを殺すのか』。いまだかつてないアパレルの深刻な不況の原因を、あらゆる角度から取材、分析した警告の書だが、その読後感は背筋が寒くなるほど厳しいものだった。そんな「誰がアパレルを殺すのか」の中で、数少ない業界の希望として紹介されているのが、今回フォルツァに登場していただく谷正人氏(33)。 地方百貨店を経営してきた家系に生まれ、家業の倒産を目の当たりしたことから、谷氏の攻勢が始まった。現在は「株式会社TOKYO BASE」のCEOとして、日本国内のTOKYOブランドに特化したセレクトショップ『STUDIOUS(ステュディオス)』と、Made in Japanにこだわった自社ブランド『UNITED TOKYO(ユナイテッドトウキョウ)』を運営。若い世代は、“服離れ”が顕著だとする風潮に大
浜松市立中央図書館(浜松市中区松城町、TEL 053-456-0234)で2月10日、4カ国の外国語に対応した電子書籍の貸し出しが始まった。 図書館のシステムに登録する上で、多言語の図書を扱うことが難しく、外国人の利用者が少ない現状の同館。浜松市が目指す多文化共生都市推進のために、外国語図書の蔵書が豊富なRakuten OverDriveとの連携によって多言語の電子図書の貸し出しが可能となった。 同社の蔵書は約160万冊を超え、その中からオープニング用に同社スタッフが浜松在住の外国人が使う言語で多い、英語とポルトガル語、中国語、タガログ語(フィリピン)の4カ国語をリストアップ。浜松在住のブラジル人や中国人に見てもらい、面白いものや読みやすいものなどのアドバイスをもらい選書。和書と外国語図書を半分ずつで約400冊をそろえる。 現在約250冊が貸し出されていて、予約が付く図書も多いという。中で
関西大学にKU-ORCAS(アジア・オープン・リサーチセンター)が設立された。キックオフの行事に招かれ、週末にかけて大阪へ出かけ、たいへん勉強になる経験をしてきた。前面に打ち出された領域は、名前が示すごとく「オープン」に重きに置いたものである。典籍資料の所蔵に恵まれ、研究業績にもトップクラスの実績を誇る研究機関である。そのような研究者の集合が、しっかりとつぎなる一歩に力を合せ、具体的なアプローチについてもきわめてオープンな構えを見せていることはとても印象的だった。ここに、開かれた研究の基盤になるものとして、自ずとデジタルにスポットライトがあたった。 二日にわたる講演のテーマを一覧すればすぐ分かるが、じつに多彩な分野からの研究者により、異なる問題意識のもと、それぞれの実践の結果や現状への考察が語られていた。それらの一つひとつにじっくり聞き入り、得るところは多かった。一方では、与えられた45分
九州大学は20日、はしか(麻疹)のウイルスが、体内で感染するメカニズムを世界で初めて解明したことを公表した。米国の有力科学誌「PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America:米国科学アカデミー紀要)」で発表される。 同大学院医学研究院の橋口隆生准教授(ウイルス学)らの研究グループによるもの。体内に侵入する際、ウイルスの表面の膜にある「Fたんぱく質」を分子レベルまで掘り下げて構造を解明、ヒト細胞膜と融合しながら侵入し、増殖することがわかり、細胞膜の融合を抑える2種類の阻害剤(化合物、ペプチド)を加えることで、Fたんぱく質が特定の部位に結合し、感染を防ぐことを突き止めた。 はしかは感染力の非常に強いウイルスで、根本的な治療薬はない橋口准教授は「構造や部位が明らかになったこと
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