第三セクターの平成筑豊鉄道(福智町)は友好協定を結ぶ台湾鉄路管理局(台湾)の観光路線「平渓(へいけい)線」と、使用済みの1日乗車券を提示すれば、もう片方の1日乗車券が無料になる交流事業に取り組んでいる。来年3月31日まで。 友好協定は、田川市の市石炭・歴史博物館と平渓線の沿線にある新平渓煤礦(ばいこう)博物園区が友好館の協定を結んだ縁で、5月に締結された。 平成筑豊鉄道の「ちくまるキップ」は、中学生以上千円、小学生500円。平渓線の台北駅と瑞芳駅で、同線の1日乗車券と引き換えることができる。平渓線の乗車券を平成筑豊鉄道の金田駅か列車内で提示すれば、ちくまるキップがもらえる。 同鉄道は「台湾からの観光客誘致の呼び水にしたい」としている。 =2018/12/17付 西日本新聞朝刊=