近年、国立大学法人等の図書系職員の採用状況は厳しさを増しています。従来から旧帝国大学を中心に採用が行われていますが、ここ数年は、そうした大学でも1~2名程度の採用に留まっています。全国の国立大学で最も採用数が多い東大ですら、平均3~4名位です。下記は、現時点での2018年度(平成30年度)実施試験の採用予定数です。
先日、「目録屋の戯言」というブログを運営されている管理人様が書かれた、大学図書館の目録作成業務に関する、「ローカルだけの書誌登録」の記事を読み、経験上、かなり思い当たる節がありました。ざっと言うと、総合目録データベースである、NACSIS-CATの利用規定に反した、一部の図書館があるという内容です。今回、その暗黙の了解の実態について書いてみることにしました。専門的な実務の話になってしまいますが、ご了承ください。 現在、大学図書館(一部の公立図書館や専門図書館も)の目録業務は、国立情報学研究所(以下、NIIと表記)が管理する、NACSIS-CATデータベースシステムを利用しています。NACSIS-CATは、大学図書館などが共同して、積極的に書誌作成や所蔵登録をオンラインを通じて行い、総合目録データベースを構築していく仕組みです。つまり、みんなで協力して作り上げていく目録データべースです。参加
スマホの普及に伴い、図書館利用者もスマートフォン(スマホ)からホームページへアクセスする事が、今や主流になりつつあります。ネット通販の業界では、すでにスマホからのアクセスがパソコンを超えているそうです。当ブログですら、スマホからのアクセスが6割を占めます。主役は、パソコンからスマホへ変化したと言っても過言ではありません。 図書館の世界においても、スマホ対応は利用者サービスとして不可欠なものであります。スマホはパソコンと幅が異なるため、図書館のホームページやOPACも、それに最適な画面表示への対応が急務となります。アクセスしたユーザーのデバイス(PC、スマホ、タブレットなどの端末)によって、自動的に幅を合わせた表示ができるようにすることが望まれます。俗に言う、「スマホ対応」と呼ばれるものです。
3月になると、新年度の4月以降に勤務を開始する非正規雇用の求人が増えてきます。ただ、近年は即戦力となる人材獲得が難しくなっているので、年中無休で出ている感はありますが、それでも年間で最も多いのは、この時期です。本来、司書として安定的に収入を得てキャリアを積んでいくには、地方公務員か国立大学法人の正規職員採用試験に合格するしかありません。 しかし、現実的には不合格になってしまったり、年齢制限を超えてしまったり、家庭や個人的な事情で難しい方もいます。そうなると、どうしても図書館で働きたい場合、やむ負えず、非正規雇用という形態しか選択肢がなくなります。 今回は、そうした方のリスクを減らすために、見えにくい非正規雇用求人の実情をまとめてみました。民間業者(委託業務を受託)、公共図書館、国立大学図書館に分けて書きたいと思います。求人は圧倒的に民間業者の委託や派遣が多いので、この分野の説明に大半を割く
当ブログには、図書館委託業務を受託(請負)している民間会社の情報を求めるキーワードアクセスが増加しています。そこで、図書館求人サイト「図書館ジョブ」と「Indeed」に掲載される会社情報を知っている限りお伝えします。今回紹介する会社は、求人の約9割以上を占める主要企業です。情報は、私が知っているものと知人からのものを元に記載しております。 まず、始めに結論だけ言ってしまうと、これらの民間受託業者は本物のノウハウや運営マネジメントを持っていません。自前で一から人材を育成することなどせず、安い人件費で経験者を採用し金と手間を省いています。そして、現場へ送り込むだけで放置状態。時折、知識のない営業担当が挨拶に来る程度です。ひいては、現場と会社に摩擦や亀裂が生じることも珍しくありません 人材を右から左に流すだけで委託や指定管理の手数料を得ている虚業ビジネスです。ホームページには、それなりの運営内容
■日本図書館協会ホームページの図書館求人情報ページを見ていると、官製ワーキングプア生産工場ではないかと思うことがある。常に非正規採用求人のオンパレードで、利用価値のない情報源だ。 しかし、このページに掲載される求人は、年間を通して非正規職員求人ばかりで、肝心の正規職員求人は殆ど掲載されません。圧倒的に自治体の公共図書館や国立大学図書館の非正規職員求人ばかりです。正規職員求人の掲載があっても、6月~9月頃に実施される地方自治体の正職員採用のものがメインですが、全ての自治体の情報が掲載されるわけではありません。昨年度などは、首都圏の神奈川県、埼玉県、千葉県、横浜市の採用情報は掲載されませんでした。受験者数が多い自治体で情報需要があるのに、掲載を取りこぼしているのです。 つまり、情報の網羅性がなく中途半端だということです。ただでさえ正規職員の採用情報が少ない中で、致命的なミスと言えるでしょう。自
国立大学法人等職員採用試験において、どの国立大学、研究所、博物館も少数採用です。採用なしも例外ではありません。稀に事務系で10人以上採用する大学がありますが、多くは10人以下です。図書系に限っては、1人~2人程度でしょう。 そうなると、新卒が絶対有利なのかといえば、そうでもないようです。そう感じた根拠として、国立大学法人等職員採用試験攻略ブック 27年度 2015年度 (別冊受験ジャーナル)に掲載されている、ある現職の方の紹介記事に注目しました。 詳細は購入してご覧頂ければと思いますが、簡単に説明すると、山口大学附属図書館の現職の方が、現在の仕事の内容や入職までの経緯を語っています。入職までの経緯として書かれているのは、山口大学を卒業後、同大学大学院へ進学、その後、山口大学附属図書館で非常勤職員として数年勤務した過程で、国立大学法人職員採用試験に合格したそうです。そして、めでたく正規職員と
面接において、ストレスの解消法について質問されることがあります。同様に趣味についての質問もあります。この質問の意図は、きちんと仕事と私生活を分け、プライベートが充実しているかを知りたいからです。仕事では皆、ストレスが溜まるものです。それをきちんと解消できないと、精神的に病み、仕事に悪影響を及ぼします。没頭できる趣味を持ち、私生活を充実させる(ストレス解消)ことが仕事に良い影響を与えると面接官の経験則があるのでしょう。志望動機や自己PRが重要な質問だと思いがちですが、実は趣味やストレス解消法の質問も重要な判定要素なのです。たかが趣味と思わず、これもきちんとアピールできるようにしておくと、面接の流れを変える良い風が吹くかもしれません。
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