窓辺から差す光に ぽつりぽつり控えめに灯るライト。 薄明るさが 逆に温かい空気を感じさせるのは 木の色味と質感が際立っているせいかな。 真っ白ではなく土色の壁も じんわり体に馴染む感じがある。 勾配のある天井に 存在感のある大きな梁が のびやかさをプラス。 この手前のテーブルとソファの横には 大きな窓。 そう、これがこのおうちの自慢。 この家が立つのは 京都、哲学の道の目の前。 さらには京町家という希少な物件。 この哲学の道をどう眺めるか、に 最もこだわって プランニングされたというから ほほぅ!と思わず唸ってしまう。 モノトーンの外観に屋根瓦、 細い格子戸の玄関に ぽてり月明かりのようなライト、 滲み出る品格。 人目が気になる…となるところだけれど 窓には外からは中が見えにくい フィルム施工がされているそう。 玄関を入ってからも その気品に息を飲み 天井の造作にうっとり見惚れる。 光量が