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ブックマーク / magazine-k.jp (75)

  • 奥多摩ブックフィールドに行ってきた

    三連休の初日である11月2日、奥多摩ブックフィールドに行ってきた。しばしば「東京の水がめ」と称される小河内貯水池(奥多摩湖)の突き当りに、旧奥多摩町立小河内小学校の建物を利用した多目的スペース「奥多摩フィールド」がある。その旧職員室と校長室を利用して昨年の春にオープンした図書館だ。正式名称は「山のまちライブラリー・奥多摩ブックフィールド」だが、以下の記事では単に奥多摩ブックフィールドと呼ぶことにする。 公式サイト内にある開設顛末記にあるとおり、ここは基的にはプライベート・ライブラリー、すなわち個人蔵書の置き場である。主宰者の一人である「どむか」さんは私の知人であり、以前から置き場に困っているを何人かで場所を借りて移すという話を聞いていた。 もう一つ、以前に「出版ニュース」編集長の清田義昭さんとお会いした際、同誌の休刊後、出版ニュース社に置いてある出版関連資料をこの場に移すという話も伺っ

    奥多摩ブックフィールドに行ってきた
    kitone
    kitone 2019/11/08
  • 民主主義を支える場としての図書館

    図書館」という言葉から最初に連想するものはなんですかと問われたなら、の貸出、新聞や雑誌の閲覧、調べもの、受験勉強……といったあたりを思い浮かべる人が多いのではないか。もしそこに「民主主義」という言葉が加わったら、はたして違和感はあるだろうか。 図書館を舞台にしたドキュメンタリー フレデリック・ワイズマン監督の映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を、先月の終わりに試写会で観た(5月18日より東京・岩波ホールほか全国で順次公開)。約3時間半にわたる超長尺のドキュメンタリー作品であるにもかかわらず、不思議なことにいつまでも観つづけていたい気持ちにさせられた。その理由はこの映画のテーマと深く関わっている。 『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の主題は、図書館を題材にしていることから想像されがちな「」や「読書」ではない。あえてキーワードを挙げるとすれば、「コミュニティ」「文

    民主主義を支える場としての図書館
    kitone
    kitone 2019/05/07
    何より印象強く残っているのは通訳の方(ウェルチさんの隣)の優秀さ(と、偉大さんが「炭水化物以外で」とワガママ言って困ったこと)
  • 福岡の出版社、書肆侃侃房の挑戦

    いわゆる“”と呼ばれるジャンルが、近年では確立している。これは、書店経営者や書店員などの「屋」に携わる人々の書く出版物として、大型書店などでは棚1にまとめきれないほど数が増えている。直近の刊行物で言えば、大井実『ローカルブックストアである:福岡ブックスキューブリック』、辻山良雄『屋、はじめました』、田口幹人『まちの屋』などである。 列挙した上記三つの作品を通読してみると、共通するキーワードがあることがわかる。それは、“コミュニティ”としての屋であり、「」を手に取ってもらうための仕掛けだ。どのにもそのエピソードや考えが数多く述べられている(ぜひ屋で手に取ってほしい)。この三氏は、それぞれの地域において、読書屋・出版にまつわる地域イベントとの関係性が近く、かつ深い。 屋Titleの辻山さんはブックマークナゴヤ(愛知県名古屋市など)、さわや書店の田口さんはモリブロ(岩

    福岡の出版社、書肆侃侃房の挑戦
    kitone
    kitone 2017/08/22
    “地方の小さな出版社は、書店とタッグを組んで行く以外に、生き残る方法はないのではないでしょうか。”
  • 出版デジタル機構がNetGalleyを始めた理由

    出版デジタル機構がNetGalleyというサービスを始めた。NetGalleyを直訳するなら「ネットのゲラ」。これだけでは意味がわからない。 いま出版社は、書籍の発売前にプルーフ版(仮刷り版)をつくり、新聞や雑誌の書評欄担当者や書評家などに送ることが多い。これを紙ではなくデジタル(PDFまたはePUB)に置き換えたものがNetGalleyだ。ただし、紙のプルーフ版は出版社が一方的に送るが、NetGalleyはサービスに登録した会員のなかから出版社が選んだ人物に送る。 出版デジタル機構の新名(にいな)新社長からこのサービスの話を聞いたとき、これはいいなと思った。わたしにもときどき出版社からプルーフ版が送られてくる。以前から「これがデジタルだと楽なんだけどな」と思っていた。ふだんを買うときは、まずデジタルで探すのが習慣になっているから。以前、iBookで献してくれた出版社があって、これは快

    出版デジタル機構がNetGalleyを始めた理由
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    kitone 2017/08/09
  • 多和田葉子さんインタビュー〜ビルドゥングスロマンとしての〈ライター・イン・レジデンス〉

    近年、アートイベントが盛んだ。都会でも村落部でも、それこそ日中がアートで埋め尽くされてしまった感がある。それに伴い、イベントに招聘されたアーチストたちが現地で滞在しながら作品制作を行う「アーチスト・イン・レジデンスという制度の存在も、徐々に知れ渡ってきた。 このレジデンス制度だが、源流となったのは17世紀に始まったフランスの「ローマ賞」だと言われる。「ヴィラ・メディチ」と名を変えた同賞は、現在もつづいている(日からも詩人・翻訳家の関口涼子さんが2013年〜14年にかけて参加している)。 日のアーチスト・イン・レジデンスは「アートをつかったまちづくり」と呼応する形で広まってきた。そこで活躍するのは、いわゆるアートやパフォーマンスアートの作り手たちだ。 一方、欧州では参加アーチストのなかに小説家、詩人などいわゆる「物書き」とよばれる人たちの顔ぶれもある。日では文学とアートは棲み分けされ

    多和田葉子さんインタビュー〜ビルドゥングスロマンとしての〈ライター・イン・レジデンス〉
    kitone
    kitone 2017/04/26
    レジデンス
  • 第1回 Kindle Unlimitedは貧乏大学院生への福音となるか?

    人は千差万別な事情があって大学院に通うことになるわけで、理由や動機はともかく入ってしまったが最後、史料/資料を集めることからは逃げられない。これには万人が同意してくださるところであろう。 今回、連載の機会をいただいたので、現役大学院生の図書利用術を、電子書籍やデジタルアーカイブを含めて紹介してみたい。名づけて「アーカイブ・ハック」、ようするにケチケチ利用術である。 「借りるより、ポチってしまえ 、ホトトギス」 新幹線片道2時間半の通信制大学院に遠距離通学しているため、大学の図書館はほぼ利用できない。先日、所属大学図書館で借りてみた(1冊2,400円の)のだが、約月イチでの登校なので、期限である3週間に返却は間に合わない。期限切れになると同時に、ご丁寧に電話での「返却願い」が留守電で入る。返却したところ今度は「あなたの返却には不備がありました」とのメールがわざわざ送信されるほどの手厚さだ。

    第1回 Kindle Unlimitedは貧乏大学院生への福音となるか?
    kitone
    kitone 2016/08/23
    “論文や課題、レポートを書くのに参考になる文献がどれだけ読めるか”
  • ゼネラリストばかりで「プロ」がいない出版界

    真由美さま おくればせながら、明けましておめでとうございます。 久しぶりに日で過ごした正月は、門松や国旗を見かける代わりにスターバックスやアップルまで福袋を売り出してて、グローバルでシュールなジャパンをお雑煮といっしょに味わいました。次はスペクテータースポーツとして恵方巻きとバレンタインが楽しみですが、メイロマさんはいかがお過ごしですか。 昨年暮れにもれ聞いた出版業界の裏事情とやらで、頭がクラクラするぐらいショックを受けて絶望した話がありました。 せっかくのThe New Yorkerからの執筆依頼を拒絶 とある若手の人気作家さん――彼は軽妙な文体でどんなジャンルもクロスオーバーできる書き手なのですが――の、たまたま英訳されたを目にしたThe New Yorker誌の編集者から「一挙掲載できるぐらい、なにか短いものを書いてみてよ」と打診があったのだそうです。にも関わらず、担当編集者

    ゼネラリストばかりで「プロ」がいない出版界
    kitone
    kitone 2016/01/26
    “この「プロ不在」「プロ軽視」でゼネラリストばかりの集団という構造こそが、私は長引く出版不況の一因ではないかと思っています。もちろんこれは出版業界に限ったことではないですが。”
  • 新潮社がBook Bangをはじめたわけ

    昨年12月1日、出版界隈をざわめかせたサービスがローンチした。「Book Bang(ブックバン)」という書評総合サイトがそれだ。書評サイト自体は珍しくない。しかし新潮社が手がけるにもかかわらず、多彩な――いっけん競合とも思える――出版社・新聞社・取次会社が一堂に会していることで、「いったいどんな背景や狙いがあるのか?」と業界関係者が関心を寄せたのだ。担当者である新潮社「のまわり」WEB事業室・長井藍さんに話を聞くことができたので、気になるポイントについて紹介していきたい。

    新潮社がBook Bangをはじめたわけ
    kitone
    kitone 2016/01/22
    書評データの再利用が自由にできるといいのだけど
  • 本から本へ直接つながる「読書空間」への一歩

    5月20日から22日まで東京ビッグサイトで行われていた「第6回 教育ITソリューションEXPO(EDIX)」の初日に取材へ行ってきました。全体をざっと見て回ったのですが、今年はあちこちのブースで「アクティブ・ラーニング」という言葉を見かけました。これは、下村文部科学大臣が昨年11月に行った中央教育審議会へ学習指導要領の全面改訂を求める諮問の中で、何度も出てくる言葉だからでしょう。 諮問によると、アクティブ・ラーニングとは「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」のことです。それをIT技術によって実現するという意味で、EDIXの出展企業がアピールポイントに使うのは当然のことだと思います。ただ正直なところ、どこかで見たような既存の仕組みを、アクティブ・ラーニングという言葉で飾っている感が否めませんでした。じっくり見たらもう少し印象は違うのかもしれませんが。 次世代ハイブリッド図書館

    kitone
    kitone 2015/06/02
    「東大版ヨーロピアナ」ってすごいことばだ。浪花のモーツァルトみたいな趣がある。
  • 求められる「マンガ」、排除される「マンガ」

    去る2015年1月25日に国際政策大学院大学でおこなわれた文化庁主催のシンポジウム『震災復興・地域振興・公共サービスから考える 集積された「マンガ知」の使い方』にディレクター補佐として参加させていただいた。 ここではこのイベントを通して考えたことを少し書かせてもらいたいと思う。 相次ぐマンガ・アーカイブ施設の開設 このシンポジウムは2014年に学習院大学と文化庁の共催でおこなわれた連続シンポジウム「マンガのアルケオロジー 視覚的な物語文化の系譜」、「マンガのアルケオロジー2 マンガ研究とアーカイブ」)からの流れで企画されたもので、企画の根底にはこの連続シンポジウムの2回目で主題とされていた「マンガのアーカイブ」をめぐる議論を引き継ぐ意図がある。 大衆文化であるマンガの収集・保存に関しては、劇画ブームといわれた1970年代末に貸業を営んでいた内記稔夫氏が自身のコレクションをもとにした「現代

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    kitone 2015/03/19
    公共図書館にまんがが少ないのは「教育に悪影響」なんていう理由なんだろうか?/「マンガ・アーカイブ」と「すでに蓄積されてしまっているマンガ」を対比させて伝えたいことがちと掴みきれず。。
  • 文化庁eBooksプロジェクトは何を残したか

    文化庁は3月7日、今年の2月1日から3月3日にかけての期間限定で実施された「文化庁eBooksプロジェクト」で配信された電子書籍のダウンロード数を発表した。同プロジェクトは「国立国会図書館デジタル化資料」のうち13作を「電子書籍」としてリパッケージし、電子書籍ストアを介して一般ユーザーに配信するという邦初の実証実験だった。 この報告書によると、実証実験におけるダウンロード数上位作品は以下のとおりである(詳報はこちらを参照:「文化庁eBooksプロジェクト」について)。 第1位 酒井潔『エロエロ草紙』(11,749 ダウンロード) 第2位 芥川龍之介『羅生門』(10,136 ダウンロード) 第3位 『平治物語(絵巻)』(8,389ダウンロード) 配信が第1回(2月1日〜)と第2回(2月8日〜)に分かれたため、上位を占めたのはすべて第1回配信分となったが、第2回配信作品だけでみると、第1位は

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    kitone 2013/04/09
    「この報告書によると」とあるから4月予定という報告書が公表されたと思ったけど違っていた.
  • アップルがiBookstoreを日本でもオープン

    3月6日、アップルが電子書籍ストア、iBookstoreを日でもオープンしました(アップル社のプレスリリースはこちら)。これにあわせて電子書籍アプリのiBooksもバージョン3.1にアップデートされており、iPhoneiPad、iPodといったiOS対応のスマートフォンやタブレットをもっていれば、iBooksのアプリから電子書籍を購入できます。 これで2010年頃からの電子書籍ブームを引き起こした「黒船」勢、つまりアマゾン、グーグル、アップルの電子書籍ストアがすべて日でもオープンしたこ とになります。 iBookstoreでののカテゴリ分けは、「フィクション(小説)」「マンガ」「ビジネス/マネー」「ミステリー/スリラー」「ライトノベル」(注:稿執筆時点。その後拡充されています)。それぞれに有料と無料との区別がありますが、いまのところ、それ以上のサブカテゴリは設定されていません。哲

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    kitone 2013/03/06
  • アマゾンが電子古書を売り出すとき

    この2月、アメリカ出版界の未来を変えることになりかねないニュースが伝えられた。それは、アマゾンが中古電子書籍の売買市場作りを狙っているというニュースだった。アマゾンの電子書籍市場におけるシェアは65%-80%と言われている。そのアマゾンが中古の電子書籍売買のマーケットを作ったとしたら、アメリカ出版界に及ぼす影響は大きい。このニュースを追ってみた。 アマゾンが米パテント・オフィスから取得した パテントの内容 アマゾンが中古電子書籍の売買市場作りを計画中。最初にこのニュースを伝えたのはオンラインのテクノロジー・ニュースサイトgeekwire.comだった。2月4日のgeekwire.comのこの報道のあと、米国の出版業界誌「パブリッシャーズ・ウィークリー」が2月7日にオンラインでこのニュースを掲載した。 アマゾンが中古電子書籍の売買市場作りを狙っているというのは今はまだ憶測の段階だ。この憶測は

    アマゾンが電子古書を売り出すとき
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    kitone 2013/03/05
    Amazonが中古本の販売に対しても著者印税を支払う、という可能性。
  • Editor’s Note

    先週末に、ふたつの連載企画をスタートしました。ひとつは日常編集家のアサダワタルさんによる「屋はブギーバック」という、屋さんでのワークショップ実践と連動させた企画です。 を使った社会実験 インターネット書店や電子書籍の登場、新古書店や図書館との競合によって、書店ビジネスが難しくなっていくなか、大胆な発想の転換で、屋さんを「を使った社会実験」の場にしてしまおう、という提案ですが、さっそくこの連載と並行したイベントを、実際にスタンダードブックストア心斎橋店で3月に行うことになりました。 今回の記事はその前段階として、これまでにアサダさんがなさってきた「日常編集」の例を紹介してくれています。これらが「屋」で行われたらどうなるのか、いまからとても楽しみです。「マガジン航」編集人として、私もこのイベントに出演しますので、ぜひご来場ください。 スタンダードブックストア×マガジン航 prese

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    kitone 2013/02/18
    おやじぎゃぐ……>本屋はブギーバック
  • 「超小型」出版をめぐるセッション

    1月10日にアップルストア銀座で「『超小型』出版と電子書籍/電子出版の未来」というイベントが開かれました。スピーカーのクレイグ・モド氏は出版シンクタンク PRE/POST の創業者であり、Flipboard のiPhone アプリ版の開発にも関わったデザイナー。過去4年間に関わった電子出版と電子書籍に関する幅広い作品においての経験をベースに多面的な考え方を紹介するセッションでした。 電子出版の未来、というタイトルにあるトピックは簡単に語りつくすことのできない大きな話題ではありますが、このイベントは包括的なものではなく、今までクレイグ自身がやってきた「超小型」出版(Subcompact Publishing)の試みや、彼がウォッチしている、これから破壊的技術(disruptive technology)となりうる動きを通して自身の考えを述べるという内容でした。 フィジカル・デジタルの間 まず

    「超小型」出版をめぐるセッション
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    kitone 2013/01/25
    面白い。
  • アドバンスをめぐる名編集者の言葉

    最近のアメリカの出版界を賑わせているのはモニカ・ルインスキーが回想録の出版社を探しているという話題である。モニカはビル・クリントン元大統領と愛人関係があり、ホワイトハウス内でセックス行為をしたという事件は有名で、彼女の回想録が出版されれば話題となるのは間違いない。 しかし、僕が注目したのは彼女がどんな回想録を書くかではなく、ワシントン・ポスト紙やそのほかのメディアが報じた彼女のに対するアドバンスの額だった。アドバンスのシステムについては後で説明するが、日にはない印税の前払い制度と思ってくれればいい。 1200万ドルのアドバンスは適正か? メディアが報じたのは、モニカのに1200万ドルのアドバンスを支払う出版社があるというニュースだった。ビル・クリントンも自伝「My Life」を出版しているが、その際に彼の受け取ったアドバンスは1500万ドル。ビルのでいまの米国務長官であるヒラリーの

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    kitone 2013/01/21
  • 第6回 マンガの「館」を訪ねる[前編]

    新宿から電車で西へ1時間あまり。電車を降り、駅の外に出て、歩き始めると周囲は次第に郊外の光景となっていった。高い建物はなくなり、そのかわりちらほら紅葉が混じる林と、うねうねカーブする渓流が現れる。橋を渡り、沿道に杉林が広がる坂道をひとしきり上ったあと、坂の途中で右に折れ、少し下る。するとこぢんまりとした集落が見えてきた。 集落の一角には目的地の建物があった。二階建ての全面が薄い水色の建物は廃校になった田舎の小学校の趣きで、思いのほか小さかった。 とても辺鄙なところにある「館」 訪問前に確認したこの建物の公式ホームページには次のように書かれていた。 1997年3月、少女まんがすべての永久保存を目指し、 東京都西多摩郡日の出町の地に産声を上げた、少女まんがの専門図書館(の赤ちゃん)です。 通称は“女ま館”といいます。 古いけれども広~い一軒家を借り受け、ともかく、日々打ち捨てられていく数多くの

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    kitone 2013/01/17
  • 端末普及の次に必要なこと〜新年に考える

    あけましておめでとうございます。おかげさまで「マガジン航」は、2009年の創刊以来、四度目の正月を迎えることができました。これも寄稿者および読者のみなさんのおかげです。この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。 昨年は楽天Kobo、アマゾンのKindleグーグルのBooks on Google Playといった電子書籍サービスが日でも相次いで開始され、それぞれに対応した電子書籍端末やタブレットも発売されました。またアップルが小型のタブレットiPad miniを投入し、既存の国産電子書籍ストアも専用端末を発売したり既存機種の値下げを行ったりしたことで、年末商戦では電子書籍が話題のひとつとなりました。 さて、年が明けて2013年。最初の話題はごく個人的なことを書かせてください。昨年のうちに、いくつかの電子書籍端末(具体的にはKindle Fire HDとKindle Paperwhit

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    kitone 2013/01/07
    確かに探しにくいんだけどこの探しにくさは子どものころに紙の書籍×近所の書店で体験したものよりもマシなのでクリティカルな障害にはなってないなあ。
  • ロービジョンにもっと本を!

    Windowsに標準搭載されている「拡大鏡」で色を反転させたときの「マガジン航」のロゴ。ロービジョンの人の中には反転しているほうが読みやすい人もいる。 「視覚障害者=全盲」ではない ロービジョンとは、「メガネやコンタクトレンズで矯正しても十分な視力が得られず、生活や学習、仕事で不便を感じる状態」を指す言葉です。視覚障害の1種です。「視覚障害者=全盲、つまりまったく目が見えない人」というのは大きな誤解です。 実は、日にはロービジョンの人がたくさんいます。「平成18年身体障害児・者実態調査(厚生労働省)」によると、視覚障害者31万人のうち、6割強にあたるおよそ19万人がロービジョンとされています(障害等級のうち全盲を表す1級以外の人の数を合計したものです。1級でロービジョンの方もいますので、一番少なく見積もって19万人ということになります)。[出典:「平成18年身体障害児・者実態調査」(厚生

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    kitone 2012/12/28
    広く読まれるべき記事。「現在の視力は矯正して0.02か0.03」
  • 「日の丸」電書端末Lideoに勝機はあるか?

    12月10日、凸版印刷・トッパングループの電子書籍サービスBookLive!は、専用端末「BookLive! Reader Lideo(リディオ)」(以下Lideoと略記)を静かに発表した。トッパングループのデジタルコンテンツビジネスは、650億円(2010年度)にのぼる日電子書籍市場のほとんどを担ってきた「ガラケー」向けをはじめ、PCやPDA向けにも配信していた電子書籍取次の老舗ビットウェイから連綿と続いている。BookLive!とLideoはその延長線上にあるサービスだ。 細かいスペックシートは専門の皆様にお任せするとして(下記の記事などを参照)、僕はあくまで「ユーザー=読者」としてのポイントにしぼってLideoの使用レポートをしてみたい。 ・BookLive!の電子書籍リーダー「BookLive! Reader Lideo」をいち早く使ってみた [2012/12/10] ・山口真

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    kitone 2012/12/27