pollyの4枚目のアルバムは、レコーディング当日にデモを聴くこともあったほどギリギリのスケジュールで完成された。苦難の末に曲のバリエーションは一気に広がり、一聴すればより色彩豊かなバンドへとアップデートされたことは明白である。また新体制になってから初のアルバム作品という意味でも、今作がターニングポイントであったことは間違いない。2022年に志水美日(Key/Cho)が正式に加入してから今年の7月で早2年を迎えるが、今作は彼女自身もエンジニアと共に音色のジャッジやミックスなど全体の雰囲気作りにかなりの時間を割いたという。つまり、フロントマンの越雲龍馬(Vo/Gt)を近くでみてきた人間が彼の世界観をできる限りそのまま活かそうと熟考した先で本作は完成したのである。これまで以上に純度の高い作品であることは言うまでもない。(編) INTERVIEW:polly pollyの新作『Hope Hope
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