京都大学学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。 3月18日の学術情報メディアセンターセミナーは、今年度を以て本学を退職される京都大学国際高等研究院 喜多一教授に最終講義としてご講演いただきます。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。
※いずれも会場にて講演いたします。 ◆15時00分~15時10分 趣旨説明等 ◆15時10分~15時55分 講演者:石田 賢示(東京大学社会科学研究所 准教授) 講演題目:社会科学における研究データ管理とデータ管理計画:社会調査データの事例 講演概要:いわゆるSTEM分野と同様、日本の社会科学分野においても、研究データ管理(RDM)やデータ管理計画(DMP)への関心が、主に研究実務の面から高まっている。社会科学のなかでも統計的調査による研究では、データライフサイクルの大部分がルーティンとして実施されているが、データ公開については依然として課題が残る。また、定性的調査研究では、標準的なRDM、データ公開を前提とするDMPの視点自体が論争的であり得てしまい、特定の立場を一様に当てはめることは不毛な対立を生むリスクにもなりかねない。本報告では、社会調査の実務家、および研究データの寄託者としての視
※いずれも会場にて講演いたします。 ◆16時30分~16時45分 講演者:古村 隆明(京都大学学術情報メディアセンター 特命准教授) 講演題目:京都大学におけるパスキー・FIDO対応の現状 講演概要:京都大学の統合認証基盤では2020年から多要素認証に対応したSAML IdPを導入し、2024年11月に一部のサービスで全ての利用者に対して多要素認証を必須とする環境が整った。 本IdPでは二要素目としてTOTP、メールOTP、FIDOが利用できるが、FIDOの利用率は低く、今後、利用を積極的に進めていく予定である。 本講演では、本学の多要素認証の利用状況の紹介、パスキー・FIDOの利用に関する学内での検討課題について紹介する。 ◆16時45分~17時30分 講演者:五味 秀仁(LINEヤフー研究所 上席研究員) 講演題目:FIDOアライアンスの動向 〜FIDO東京セミナー2024を振り返って
※いずれも会場にて講演いたします。 ◆16時30分~16時35分 オープニング ◆16時35分~17時05分 講演者:清水 さや子(国立情報学研究所アーキテクチャ科学研究系 助教) 講演題目:Persistent IDの可能性とオンライン本人確認システムの紹介 講演概要:組織で提供されるIDは、通常、入学や採用時に発行され、卒業や離職時には無効化されます。そのため、所属組織が変更されると、その時点で、新しいIDを利用することになります。一方で、研究データ基盤サービスなど、所属組織の異動に関係なく継続利用が求められるサービスも存在します。このようなケースに対しては、オンラインでの本人確認を利用したスムーズなID移行が期待されています。本セッションでは、Persistent IDの活用や、スムーズにID移行を支援するためのオンライン本人確認システムについて紹介します。 ◆17時05分~18時2
13:30 - 13:35 はじめに 深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター 准教授) 13:35 - 14:15 講演者:大澤 留次郎(TOPPAN株式会社 情報コミュニケーション事業本部 課長) 講演題目:古文書解読とくずし字資料の利活用サービス「ふみのは」と「くずし字AI-OCR」 講演概要:TOPPANは、現代人には難読になってしまった「くずし字」をコンピュータの力を借りて効率的に読み解く「くずし字AI-OCR」の研究開発に取り組んできました。本日は開発の経緯、サービスの状況、今後の課題に関してご紹介します。 14:15 - 14:55 講演者:中村 智晴(九州大学附属図書館 図書館職員) 講演題目:「くずし字」学習の今昔 ― ICTが耕す「和本リテラシー」― 講演概要:和本を読み解くうえで「くずし字」の学習は不可欠です。学習者は、字形を覚える・資料を見る・試行錯誤しながら
◆16時30分~16時40分 【会場】 趣旨説明:渥美 紀寿(京都大学 情報環境機構 准教授) ◆16時40分~17時30分 【会場にて講演】 講演者:込山 悠介(国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 / オープンサイエンス基盤研究センター 副センター長・准教授) 講演題目:効果的な研究データ管理のための GakuNin RDM 活用法 講演概要:本講義では、国立情報学研究所(NII)が提供する研究データ管理サービス「GakuNin RDM」に焦点を当てます。 主要な機能である研究データ管理機能、メタデータ登録機能、ストレージ連携機能、データ解析機能について詳細に解説します。これらの機能の有効活用法や、その応用範囲について学ぶことで、データの効率的な取り扱いや管理方法を理解します。また、サービスの現状や近い将来の展望、課題についても検討します。本講義を通じて、最先端の研究データ管理ツー
※すべて会場にて講演いたします。 ◆16時30分~16時40分 概要説明:緒方 広明(京都大学学術情報メディアセンター 教授) 「学びを変えるラーニングアナリティクス」というテーマでの本セミナーの概要を説明する。 ◆16時40分~17時10分 【使用言語:英語(同時通訳なし)】 講演者:Ulrich Hoppe(京都大学学術情報メディアセンター 客員教授) 講演題目:"Between open learner models and black box predictions" – Current trends in Learning Analytics and AI in Education – 講演概要:(本講演では、教育における AI のルーツと学習者モデリング手法の進化について振り返るとともに、現在の機械学習アプローチにおける説明可能性の課題について紹介する) The connect
◆16時45分~17時30分 講演者:柴藤 亮介(アカデミスト株式会社 代表取締役CEO) 講演題目:Web3時代の学術系クラウドファンディング 講演概要:研究者が自身の研究活動をインターネット上で発信することでサポーターを募る「学術系クラウドファンディング」の誕生から10年が経ちました。クラウドファンディング自体は社会に浸透してきましたが、学術系クラウドファンディングはどのような状況なのでしょうか。本講演では、学術系クラウドファンディングの現状と課題を整理した後、最近注目を集めているweb3の観点から学術系クラウドファンディングを再考していきます。 ◆17時30分~18時15分 講演者:濱田 太陽(株式会社アラヤ リサーチャー) 講演題目:分散型サイエンスの誕生と可能性 講演概要:インターネットを通じて研究者のみならず市民もサイエンスへ参加が可能になったり、サイエンスのプロセスや結果が透
◆16時30分~17時10分 【会場にて講演】 講演者:渥美 紀寿(京都大学 情報環境機構 准教授) 講演題目:京都大学教育研究活動データベースの紹介 講演概要:京都大学における研究者情報データベースである教育研究活動データベースは2022年4月にリニューアルされ、researchmap との連携、検索機能、他システムとの連携に関する機能が強化された。本講演ではこれまでの教育研究活動データベースの変遷と現状のシステムについて紹介する。 ◆17時10分~17時50分 【オンライン講演】 講演者:新井 紀子(国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授) 講演題目:researchmap の現状と今後の展望 講演概要:2010年から本格的にサービス運用を始めた日本の研究者総覧兼研究者コミュニティ支援プラットフォーム researchmap は、2020年にAI機能を搭載した re
※開催時間、プログラムが変更になりました。 ◆16時45分~17時05分 講演者:緒方 広明(京都大学学術情報メディアセンター 教授) 講演題目:デジタル教材配信システム BookRoll と教育データ分析コンテストの概要について 講演概要:本講演では、デジタル教材配信システム BookRoll の概要とログデータについて説明し、2021年及びこれまでに実施した教育データ分析コンテストの概要について報告する。特に、収集したデータから仮想学習1万人のデジタル教材のアクセス履歴と最終成績を用いて機械学習を行い、成績を予測するという、コンペティションについて報告する。 ◆17時05分~17時25分 講演者:島田 敬士(九州大学大学院システム情報科学研究院 教授) 講演題目:教育データ分析コンテストと開発ツール Open LA について 講演概要:教育データ分析コンテストで扱ったデータセットの詳し
京都大学は,我が国におけるトップレベルの大規模総合研究大学として,多様で多彩な研究分野の研究者を抱えており,研究活動を通じてイノベーションを起こすポテンシャルの高い知的財産としてのデータ(アカデミックデータ)が日々生み出されています.しかしながら,これらのアカデミックデータは,各研究者や既存の研究分野内での利用に留まっており,アカデミックデータの分野内での再活用や分野間での融合によるイノベーション創出方策は明らかになっていません.一方,研究公正 やオープンサイエンスで求められる研究データの長期保管や公開・共有は,国際的な研究拠点である本学として早急に対応すべき課題でもあります. 本ワークショップでは,研究データマネジメントに係る学内外における状況などについての報告、話題提供から、多様な研究分野を包括可能な研究データマネジメントに関する方針や手法について、状況や課題、あるべき姿について、会場
京都大学は,我が国におけるトップレベルの大規模総合研究大学として,多様で多彩な研究分野の研究者を抱えており,研究活動を通じてイノベーションを起こすポテンシャルの高い知的財産としてのデータ(アカデミックデータ)が日々生み出されています.しかしながら,これらのアカデミックデータは,各研究者や既存の研究分野内での利用に留まっており,アカデミックデータの分野内での再活用や分野間での融合によるイノベーション創出方策は明らかになっていません.一方,研究公正 やオープンサイエンスで求められる研究データの長期保管や公開・共有は,国際的な研究拠点である本学として早急に対応すべき課題でもあります. 本ワークショップでは,研究データマネジメントに係る学内外における状況などについての報告、話題提供から、多様な研究分野を包括可能な研究データマネジメントに関する方針や手法について、状況や課題、あるべき姿について、会場
<開催趣旨> 人が文字や図を手で書く動作は人の思考過程に最も近く、かつ複雑な情報の表現を可能にする行為です。今回、科研費挑戦的研究として採択された本プロジェクトでは、動的な手書きのプロセスの情報を人の思考過程のセンサとして位置づけ、多様な学問分野での教育学習活動を対象に電子ペーパ端末で手書き情報を収集し、その活用を図るとともに、手書きプロセスデータを様々な手法で分析・活用するための手書きプロセスデータ流通基盤として、学習支援システム上でデータを利活用するための手書きプロセスデータの国際標準を目指した標準仕様の開発と国際コミュニティの形成を行います。これにより、手書きプロセスデータの収集・蓄積・活用が行える実証的な学術研究基盤として教育イノベーションプラットフォームを形成することを目的としています。 一方、海外の大学では、LMS (Learning Management System) の普
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