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ブックマーク / www.nippon.com (11)

  • J-POPを席巻する「Just The Two of Us」コード進行を読み解く

    近年、音楽ファンの間で「丸サ進行」、「Just The Two of Us進行」なるワードが注目を集めている。「丸サ」とは、椎名林檎の楽曲「丸の内サディスティック」の略で、同曲の小気味の良いメロディーラインが若者の間で再評価されると共に、この曲のコード進行の影響を感じさせるJ-POPのヒット曲も誕生。俄かに丸サ進行の「ルーツ」と目される楽曲「Just The Two of Us」のコード進行にも関心が高まっている。はたしてこのJ-POPにも少なからぬ影響を与えている「Just The Two of Us進行」とは、どんなコード進行なのか。クラシックから最先端のものまで、さまざまなジャンルの音楽への造詣が深い音楽プロデューサーの横山裕章さんにこの現象を解説してもらった。 横山 裕章 YOKOYAMA Hiroaki 音楽プロデューサー。米国テキサス州生まれ。幼少時代をオランダで過ごす。5歳よ

    J-POPを席巻する「Just The Two of Us」コード進行を読み解く
    kitone
    kitone 2021/06/19
  • 【書評】明治作家の目に映った台湾の真実:佐藤春夫著「佐藤春夫台湾小説集『女誡扇綺譚』」

    佐藤春夫はトラブルに満ちた日での生活から逃げ出すように、1920年6月、日統治下の台湾へ向かった。わずか3カ月あまりの旅が、当時新進作家にすぎなかった佐藤春夫に与えたインスピレーションは大きかった。台湾の経験を持ち帰った佐藤春夫は、台湾を舞台にした作品を次々と生み出し、昭和前半を代表する文豪へ成長するきっかけになった。そんな佐藤春夫の台湾体験が詰まった一冊が刊行された。 台湾人から教えられた「佐藤春夫」 「妙,妳知道佐藤春夫來過台南寫了一篇台南的小說嗎?(妙さん、佐藤春夫が台南に来て、台南の小説を書いたことを知っていますか?)」 今から4年ほど前、台南を訪れていたある日のことだ。大正から昭和30年年代にかけて活躍をした日を代表する作家・佐藤春夫の台湾に関する作品について初めて耳にしたのは、日人からではなく、台湾人の口からだった。 日に戻り、教えてもらった作品『女誡扇綺譚』を取り寄

    【書評】明治作家の目に映った台湾の真実:佐藤春夫著「佐藤春夫台湾小説集『女誡扇綺譚』」
    kitone
    kitone 2021/01/11
    “今年、台南の台湾文学館にて「百年之遇——佐藤春夫1920台湾旅行文学展」が開かれている。”
  • 本好きが暮らす西荻窪で生き残った最後の書店-東京「今野書店」

    コロナの時代、は人に求められている。書店の社長は、そのことを実感したという。小さな総合書店に選書力を加味したハイブリッドで活路を見出した、52年の物語。 あたたかにきらめく空間 緊急事態宣言が解除されるという日の午後。向かったのは、JR中央線の荻窪駅と吉祥寺駅の間、西荻窪駅界隈の商店街だ。小さな居酒屋やレストラン、バーが軒を連ねる。商店街といっても地域のバスが走り、街路灯に昭和の風情が残る。商店街の入り口、ビルの1階に今野書店の緑の看板が見えた。 華やかなファッション誌の表紙がずらりと並び、ときめきを誘う。右手には賞にノミネートされた文芸作品を始め、話題のが積み上がる。新しい独特の匂いを漂わせている。 オレンジ色の照明、低い音で流れるジャズ、音が響かないカーペットの床。アクリルや白の展示棚はあたたかな空間に透明な輝きを加えている。 あちこちの棚の前で客がを読みふけり、レジ前にはソ

    本好きが暮らす西荻窪で生き残った最後の書店-東京「今野書店」
    kitone
    kitone 2020/07/03
    “本好きが暮らす西荻窪”
  • 新型コロナ問題で台湾が教えてくれたこと―マイノリティーへの向き合い方でその国が真の「先進国」かどうかが決まる

    新型コロナ問題で台湾が教えてくれたこと―マイノリティーへの向き合い方でその国が真の「先進国」かどうかが決まる 社会 暮らし 2020.04.30 世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスについて、台湾は徹底的な水際・封じ込め対策で成功している。感染対策がうまくいった背景に、筆者は台湾が歩んできた歴史の全てが生かされた結果だと考える。特にマイノリティーやジェンダー、社会的弱者への向き合い方に表れており、学ぶべきところが多い。 感染者ゼロの日 4月14日の夜、台湾台北市のランドマークである円山大飯店の客室が初めて「ZERO」という言葉を灯した。新型コロナウイルスCOVID-19について、台湾で新規感染確認0人が報告されたのを受けて、これまで努力を重ねてきた人々をたたえ、ねぎらうための輝きである。 総感染者数―429人、新感染者―0人、死亡者数―6人(4月28日現在) その後、海外より帰台し

    新型コロナ問題で台湾が教えてくれたこと―マイノリティーへの向き合い方でその国が真の「先進国」かどうかが決まる
    kitone
    kitone 2020/05/03
    「想像力とはなにか?それは「愛」にほかならないと、陳時中指揮官をはじめ台湾政府の日々の応対を見ていると改めて感じるのである。」
  • 上海の芥川龍之介――幻想の破滅

    明治末期から昭和初期にかけて、東京の田端は多くの芸術家が集う「梁山泊」であり、多くの夢を持った若者が住んでいた。 年月が経ち、彼らの名は日の文壇や芸術界を席巻した。作家の芥川龍之介、室生犀星、菊池寛、思想家の岡倉天心、画家の竹久夢二や小穴隆一らだ。ただ今となっては名士の影も残らず、跡地に田端文士村記念館が建つばかりである。 10月1日から同記念館で企画展「芥川龍之介の生と死」が開かれている(2020年1月26日まで)。紀行文『上海游記』冒頭の自筆原稿6枚は、今回の展示の目玉の一つだ。 芥川の作品で中国読者が最も知っているのは、おおよそ妖気の充満し、狂気的な『羅生門』と『地獄変』の2つだろう。だが彼人が最も関心を持ったのは、中国の唐の伝奇小説や清(しん)の怪奇小説であった。芥川は生涯に140ほどの作品を生み出したが、その中の12編は中国の怪談を改編した作品だ。日人になじみやすいよう書き

    上海の芥川龍之介――幻想の破滅
    kitone
    kitone 2020/01/01
  • Akutagawa Ryūnosuke’s Shanghai Journal Brought to Life in New NHK Drama

    kitone
    kitone 2019/12/27
    芥川「上海遊記」
  • 「日本は後進国、台湾は先進国」―近代化遺産の「懐旧」的活用術を台湾に学ぶ

    近代化遺産の活用で先行する台湾 私の著書が台湾で刊行されたのを機に、台湾でプロモーション活動を行なった際、あるイベントにゲストで呼ばれた。場所は台北市の「華山文化産業園区(華山1914文創園区、華山クリエイティブパーク)」。連日のように開かれる講座や優れた空間性が評判を呼んでいる独立書店(大手資が入っていない書店)の「青鳥書店」が会場だった。実は青鳥書店で講演するのは3度目なのだか、いつも会場は熱心にメモを取る若者で満杯だ。ここでは講座、コンサート、展示が毎日何件も開催され、青鳥書店のようなユニークな書店やおしゃれなショップ、レストランがそろい、知的刺激を求める人々やデート男女、家族連れでにぎわっている。 青鳥書店で講演する筆者(青島書店提供) 同パークの土地はかつて1914年に建設された日の酒工場だった。戦後も工場は稼働を続けていたが、移転で一時は荒廃していた。そこに大改装の手が入

    「日本は後進国、台湾は先進国」―近代化遺産の「懐旧」的活用術を台湾に学ぶ
    kitone
    kitone 2019/04/22
    「台北の「松山煙草工場」や「建国ビール工場」、宜蘭の「羅東営林工場」、桃園の「大渓製茶工場」、苗栗の「旧山線鉄道」、雲林の「虎尾製糖工業」、台南の「十鼓製糖工場」、高雄の「高雄港ピア2」」
  • 台湾の若者で「注音符号」が愛されているわけ

    20代の若者に根強い愛着今、台湾の若者の間で「注音符号」への愛着がかつてないほど高まっているという。 2018年3月8日、民進党の台南市長予備選の世論調査で、注音符号廃止を訴えた葉宜津立法委員(代議士)が支持率で最低となり、自身のフェイスブックが注音符号で書かれたコメントで荒らされたことが現地ニュースで話題になった。 注音符号とは、清朝末期から漢字の発音を記す方法として検討開発していたものを、中華民国が1918年に「国音字母」として公布し、最終的に名称が注音符号となったものだ。その基構造は、漢字の一部、あるいは全部を使った37文字からなる。 中華民国が台湾に移った以降、現在でも台湾人の初等教育の場や外国人の中国語学習の場で、日の「仮名」と同じような状況下で学ばれている。日人学習者の間では、俗に「ボポモフォ」と呼ばれている。 一方、中華人民共和国が成立し、標準語を再整備した「普通話」の

    台湾の若者で「注音符号」が愛されているわけ
  • 京都に現れた「台南の味」——日本と台湾、2つの古都を結ぶ味の物語

    京都にある台湾料理の人気店「微風台南」京都といえば、日料理場である。平安時代以来の長い歴史をもった和の分厚い壁に阻まれ、中華やイタリアンも含めて外国料理は、あまり大きく勢力を広げられない土地柄だとも言われている。その京都で、場の味を提供し、密かに人気を広げている台湾料理の店があるという噂が、東京にいる私の耳に届いた。 京都駅から車で15分ほどの距離で、京都御苑からほど近い便利な場所に、その店があるという。大阪での仕事の途中に、立ち寄ることにした。 ところが、知り合いから教えてもらった住所に行っても、それらしき店が見つからない。同じ道を2往復して、やっと、台湾の九份を思わせる赤い提灯(ちょうちん)があることに気が付いた。目立たないので見落としていた。 「香嫩多汁滷雞腿弁當、外皮酥脆炸排骨便當(肉汁たっぷりの煮込み鶏モモ弁当、皮はカリカリの揚げスペアリブ弁当)」 外に置かれた黒板に、

    京都に現れた「台南の味」——日本と台湾、2つの古都を結ぶ味の物語
    kitone
    kitone 2018/02/17
    そうそう、きれいに盛り付けられるとちょっと萎えるのである。/名称は台北の微風から取ってたのかー。
  • 『BRUTUS』台湾特集表紙問題:台湾人が不満を感じた理由 | nippon.com

    7月15日に発売された日の雑誌、『BRUTUS(ブルータス)』台湾特集号の「表紙」が台湾メディア上で「炎上」と言っていいほど大きな話題になった。 この騒動の前提として、『BRUTUS』はすでに流行に敏感な台湾の人たちから格別な支持を受けていたことがある。台湾の書店やカフェ、クリエイターの手元には必ずと言っていいほど置いてあるこの雑誌は、若い世代の台湾カルチャー、つまり日や米国・欧州の文化を吸収しながら「台湾文化とは何か」を考えつつけん引してきた世代にとって、なくてはならない雑誌で、だからこそこれだけ注目が集まったと言えよう。 「街の表情」を巡り賛否両論表紙は台南の有名な美街である「国華街(グオホアジエ)」の路上写真。 これまでの日の雑誌の台湾特集では、あくまでも主役は「べ物」や「街の雑踏の中にいる人物」だったが、今回の主役は「街の表情」そのものである。 台湾で論争の発端となった意

    『BRUTUS』台湾特集表紙問題:台湾人が不満を感じた理由 | nippon.com
  • 「地方自治でできないことはない」樋渡啓祐・武雄市長

    “ツタヤとスタバが入った図書館”――佐賀県の武雄市図書館が、開館3ヵ月で入館者26万人という人気絶頂ぶり。民間委託で、地方自治に風穴を開ける43歳の樋渡啓祐市長に直撃インタビュー。 樋渡 啓祐 HIWATASHI Keisuke 佐賀県武雄市長。1969年佐賀県朝日町生まれ。1993年東京大学経済学部卒業、総務庁(現総務省)入省。沖縄開発庁、内閣官房、高槻市市長公室長等を経て、2003年武雄市長に当選。2010年に再選を果たす。2007年関西大学客員教授。主な著書に『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』(ベネッセ/2007年)、『首長パンチ 最年少市長GABBA奮戦記』(講談社/2010年)など。 “「TSUTAYA(ツタヤ)」と「スターバックス」が入った図書館”――佐賀県の人口5万人にしか過ぎない武雄市の市図書館が、民間委託で利用者を急増させ、全国から多数の見学者が押し

    「地方自治でできないことはない」樋渡啓祐・武雄市長
    kitone
    kitone 2013/08/28
    「人口5万人の町で人を集めるには“物語”が必要です」。これはたしかにそう思うなあ。
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