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ブックマーク / www.tnm.jp (14)

  • 東京国立博物館

    今日でいう文化財の調査は、博物館にとって欠かせない活動のひとつである。明治のはじめ古器旧物の保存と海外流出防止のために、社寺や華族の所蔵する古器旧物の格的な実地調査が行なわれた。この調査は、行なった年の干支をとって壬申検査と呼ばれている。 壬申検査は、明治5年(1872)に開催する文部省博覧会の出品物考証に備えるため、太政官正院に正倉院宝物の調査の必要性を申し立てたことに始まる。当時、日人は文明開化の流行の中で新奇を競うあまり古器旧物(文化財)をかえりみることをせず、社寺の宝物を外国人に売り渡すなどの散逸が続いていた。政府は、その状況をうれい、全国の府県に対し管内社寺などから宝物の目録を作成させ、正倉院をはじめとする古社寺の調査を博物館に命じた。草創期の博物館にとって古社寺及び華族の所蔵品調査は、陳列品収集のためにも欠かせない事業であった。調査の日程は、華族所蔵物の調査41日、巡回61

    東京国立博物館
    kitone
    kitone 2021/01/31
    壬申検査
  • 歴史を物語るちょっと“へた”な作品 - 1089ブログ

    5月6日(月・休)まで、館1階16室で「イエズス会の布教と禁制下の信仰」と題して、キリシタン関係遺品の特集陳列を行なっています。 この展示は、前半が1549年のザビエル来日から17世紀はじめにキリスト教が禁止になるまで、イエズス会を中心にキリスト教が盛んに信徒を増やしていた時代の作品、後半が禁制以後、弾圧に用いられた踏絵や、カクレキリシタンがマリア観音として祈りを捧げていた中国産の白磁の子安観音像などを展示しています。後半の最初は部屋の中央、1708年屋久島に上陸した神父シドッチがローマから携えて来た親指のマリアです。 さて、この展示ではちょっと“へた”な作品がいくつかあります。ここではそれに注目し、“へた”な理由を考えてみます。 重要文化財 三聖人像(模写) 長崎奉行所旧蔵品 安土桃山~江戸時代・16~17世紀 (右)部分 まず大きな油絵三聖人像(模写)。模写と言っても16世紀末から1

    歴史を物語るちょっと“へた”な作品 - 1089ブログ
    kitone
    kitone 2013/04/15
  • 【1089ブログ】博物館に初もうで

    トーハクは新年1月2日(水)より開館いたしました。 恒例の「博物館に初もうで」はもちろん、東洋館リニューアルオープンということもあり、例年以上に多くの方々にご来館いただきました。 東洋館リニューアル開館記念式典には、キャンペーンポスター、チラシにご登場いただいた俳優の井浦新さんも登場。 「2013年、百花斉放の如く、芸術や文化が日、そして世界に向けて、この国立博物館から花が咲き誇っていくことを願い、祈っています」とごあいさつののち、鏡開きに参加いただきました。 さらに、「アジアの女神たち~祝福と歓迎の舞~」がリニューアルオープンに花を添えました。 「新春特別公開」(館2室、2013年1月2日(水) ~ 14日(月・祝))では、3年ぶりの登場となる国宝「松林図屏風」や、重要文化財「風神雷神図屏風」に多くの方々が見入っていました。 (左)国宝 松林図屏風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世

    【1089ブログ】博物館に初もうで
    kitone
    kitone 2013/01/09
    ARATAくんだ。
  • 【1089ブログ】生まれ変わった東洋館─新しい展示ケース

    東洋館の展示ケースは耐震改修工事とともに新しくなりました。各分野の様々な作品がより魅力的に見えるよう大小様々なケースがあります。全てではありませんが今回導入した展示ケースについて共通する特徴は次の3つです。 ・ 展示ケースの存在感を感じさせない金属フレームのない構造 ・ うつり込みが少なく、まるで露出展示ではないかと思うくらい、ガラスの存在を感じさせない高透過低反射ラミネートガラス ・ ケース内の温湿度を一定に保つことの出来る高い気密性能 単純に比較するため改修前の展示ケースと改修後の展示ケースを1ヶ所だけ同一角度で撮影してみました。 (左)改修前、(右)改修後 改修前はガラスを保持する金属枠があり、壁の中に展示ケースを埋め込んだようにつくられていました。改修後は展示台を単純にガラスで覆ったケースとすることで余分なものがそぎ落とされました。作品を間近でみると作品がケースに入っていない展示の

    【1089ブログ】生まれ変わった東洋館─新しい展示ケース
    kitone
    kitone 2012/12/20
    「生まれ変わった東洋館─新しい展示ケース」 これはすごそう。
  • 【1089ブログ】博物館の仕事って? インターンシップ始動!

    博物館を「職場」として考えたことのある方はいらっしゃいますか? 博物館で働いている私も、よく「何をしているの?」「監視員をしているの?」と聞かれます。 中学生や高校生からインタビューを受けると、やはり「作品を扱う研究」「展示室の監視」以外の仕事は注目されていないように感じることもしばしば。 実際、どんな仕事があり、どんな人たちが働いているのか、想像しづらいのかもしれませんし、将来の職業を考えたときに「博物館職員」を思い浮かべたことがない、といわれてしまったことも・・・ 今後は博物館の仕事のご紹介もしていけたら、と思っていますが、まずは皆さんに「インターンシップ」をご紹介します。 インターンシップとは、博物館職員を目指す学生に向けて、博物館がどんなところなのか、どんな仕事をしているのかを知り、学習意欲や職業意識を高めてもらうための就労体験プログラムです。 今年もその活動が始まりました。 では

    【1089ブログ】博物館の仕事って? インターンシップ始動!
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    kitone 2012/08/27
    「博物館の仕事って? インターンシップ始動!」
  • 東京国立博物館

    明治10年(1877)に新政府の建築教師として来日した英国人ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)は、ただちに上野に新設される博物館館の設計と施工に携わりました。煉瓦造(れんがづくり)2階建ての建物は明治14年に竣工、第2回内国勧業博覧会の展示館として使われた後、博物館第1号館となり、その特徴的な姿で長く市民に親しまれました。建築史上でも、長期にわたるコンドルの業績の初期を代表する大作でしたが、大正12年(1923)の関東大震災によって大きく損壊し、惜しまれながらも取り壊されました。当館には幸いにも設計及び施工時の図面が一括して伝来しており、往時の姿をしのぶことができます。創立140周年に当たり、今回の展示ではこれらの図面の一部と工事中及び竣工後の写真を紹介します。現在の館の位置に、かつて建っていたコンドルの名建築をしのぶよすがとなれば幸いです。

    東京国立博物館
    kitone
    kitone 2012/08/13
    へー、いまコンドル展やってるんだ。
  • 【1089ブログ】博物館総長 森鷗外の特集陳列が始まりました

    特集陳列 歴史資料 生誕150年 帝室博物館総長 森鷗外 (館16室、2012年7月18日(水)~9月9日(日) )が始まりました。 「え? なんで森鷗外?!」と思った方も、「ああ! あの新聞記事の!」と思った方もいらっしゃると思います。 実は、森鷗外は大正6年(1917)~11年(1922)、その晩年の4年半、帝室博物館(トーハクの前身)の総長の職にありました。 今回の特集陳列では、鷗外の総長時代の足跡を丁寧にたどっています。 展示されているものの大半は地味な資料ですが、鷗外が博物館でどんな時間を過ごしたのか、それらを通してさまざまなことがわかってきました。 そして、この特集で展示されている資料について、7月3日の読売新聞(夕刊)の一面トップで報じられました。 鷗外の未完の論文の自筆原稿が発見されたという記事です。 翌日には、NHKニュースで、また毎日、日経、東京、産経など他紙でも紹介

    【1089ブログ】博物館総長 森鷗外の特集陳列が始まりました
    kitone
    kitone 2012/07/23
    「博物館総長 森鷗外の特集陳列が始まりました」 自筆論文とか
  • 【1089ブログ】美術解剖学のことば 第1回「キックオフ」

    「美術解剖学 ―人のかたちの学び」(2012年7月3日(火)~2012年7月29日(日))が、 トーハクの特集陳列として開催されることは、 東京国立博物館が所蔵する美術解剖学資料を公開するチャンスであるとともに、 関連資料をお持ちの所蔵者・美術館の作品と、系統的にまたは対置してみることで、 相互の価値を際立たせて見ることができる、たいへん貴重な機会といえるでしょう。 僕が芸大1年生だった19歳の時に、 初めて「美術解剖学」の講義を聴いてからすでに27年の時間が過ぎましたが、 いまだその学びの奥行きに驚かされ、その興味は広がるばかりなのです。 さてこの1089ブログでは、「美術解剖学のことば」と題して、 「びじゅつかいぼうがく」とは何だ? そんな学問があるのか? そんな疑問に、少しでもお答えしたいと思って、連載を試みることにしました。 美術を解剖するのか、美術のための解剖学なのか・・・そんな

    【1089ブログ】美術解剖学のことば 第1回「キックオフ」
    kitone
    kitone 2012/06/28
    美術解剖学。続くらしい。
  • 【1089ブログ】生まれ変わった東洋館!~耐震補強編2~

    「生まれ変わった東洋館!」シリーズは今回で2回目です。 「耐震補強編2」として今回は、前回のブログでご紹介した「耐震補強方法」を用いて実際に行われた東洋館の「耐震補強工事」についてお話いたします。 1)鉄骨ブレース 前回のブログでお話した通り、作品を展示しない附属棟においては鉄骨ブレースを主に採用しました。 図1は鉄骨ブレースを設置した壁を正面から見た図もの。灰色のところが建物の壁で、赤く着色された逆Vの部分が鉄骨ブレースです。 図1 さて、それでは実際にどのように工事するのか見ていきましょう! 図1のように逆Vの字のまま鉄骨ブレースを設置場所まで持っていければいいのですが、廊下などを経由して 持っていかなければならないため細かく工場で分断されて搬入されます。 台車に載せて壁にぶつけないように一つづパーツをこのようにえっちらおっちら運び・・・ すべて運び終えました! さあ、組み立てです!

    【1089ブログ】生まれ変わった東洋館!~耐震補強編2~
    kitone
    kitone 2012/06/05
    東博・東洋館の鉄骨ブレースや耐震壁の工事(2009年4月)のようす。
  • 東京国立博物館

    東京国立博物館は明治5年(1872)3月10日、文部省博物局が湯島聖堂大成殿において最初の博覧会を開催したとき、その産声をあげました。博物館は開館後間もなく内山下町に移転、次いで明治15年に上野公園に移り、現在にいたっています。150年あまりの間、博物館はその時代の施策にしたがって所属官庁が変わったり、大規模な組織の改変が行われるなど幾多の変遷を経てきました。明治期に内外で開催された大規模な博覧会との関わり、関東大震災、太平洋戦争などが館に与えた影響などを織り交ぜつつ、創立当初から今日までの東京国立博物館の歩みをたどります。

    東京国立博物館
    kitone
    kitone 2012/04/02
    1872.3.10をスタートとしているんだ。
  • 東京国立博物館

    3月10日湯島聖堂で文部省博物館として最初の博覧会を開催。これをもって博物館の創立・開館とする。同所に近代図書館としての書籍館(しょじゃくかん)をあわせて開館。当時は動物園、植物園を含む総合博物館が構想されていた。

    東京国立博物館
    kitone
    kitone 2012/04/02
    「3月10日湯島聖堂で文部省博物館として最初の博覧会を開催。これをもって博物館の創立・開館とする。同所に近代図書館としての書籍館(しょじゃくかん)をあわせて開館」
  • 東京国立博物館

    この特集陳列は、東京国立博物館所蔵作品の保存と修理に関する、当館の活動の一端を具体的に紹介するものです。こうした展示は平成12年度から始まり、年で12回目を迎えることとなりました。今回は、主に平成22年度に実施した修理作品のうち、絵画・書跡・工芸・考古といったさまざまな分野から、技法や形態の点に特徴的な修理内容をもつ作品15件を選び、写真パネルや解説を添えて展示致します。 博物館の使命は文化財の公開と、それらを未来に受け渡すための恒久的な保存です。そのためには、展示室や収蔵庫の展示保存環境の整備はもとより、輸送や取り扱い方法の改善、安定した状態に復するための応急修理や格修理の実施、さらに作品に使用された素材や技術の解明など沢山の課題があります。当館では、文化財の公開と保存は次世代に文化を伝えるために必要な両輪と考え、日々これらの両立の実現に取り組んでいます。 特集陳列を通じて、文化

    東京国立博物館
    kitone
    kitone 2012/02/21
    2012/2/21~4/1、東博。
  • 【1089ブログ】東京国立博物館コレクションの保存と修理

    今年で140周年を迎えた東京国立博物館(トーハク)は、11万3千件を超える文化財を所蔵しています。 その歴史は日の博物館のなかでもっとも古く、収蔵品の量も最大規模。 それだけにコレクションの保存状態は、必ずしも良好なものだけとは限りません。 貴重なコレクションを次の世代に伝えることができるように、トーハクでは文化財の収集や展示などと並行して、保存と修理のための活動にも日々取り組んでいます。 特集陳列「東京国立博物館コレクションの保存と修理」(~2012年4月1日(日))は、実際に修理した収蔵品の展示を中心に、普段なかなかご覧いただくことのできない保存と修理の活動をわかりやすくご紹介する企画です。 平成12年(2000年)から数えて今年は12回目の実施となります。 平成21年(2009年)に実施した特集陳列「東京国立博物館コレクションの保存と修理」の会場 修理の内容は作品個々の分野や材質・

    【1089ブログ】東京国立博物館コレクションの保存と修理
    kitone
    kitone 2012/02/21
    「東京国立博物館コレクションの保存と修理」(2012/2/21付け)
  • 東京国立博物館

    当館展示デザイナーと建築史研究の専門家が、館のディテールを読み解きながら、帝室博物館建設の意義に迫ります。

    東京国立博物館
    kitone
    kitone 2011/06/16
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