鹿児島県阿久根市議会は11日、新年度予算案を審議する予算特別委員会が4日間の日程で始まった。だが、説明を求められた総務課長が「(竹原信一)市長から質疑などに対応せずに退席せよと言われた」と発言し数分で退席。議員たちが反発の声を上げた。 この日の予算特別委は午前10時に開会。議会事務局、監査事務局、会計課、総務課、消防の順に予算案の関係部分の審議を予定した。総務課は午前10時40分ごろ、上野正順課長が1人で出席。委員長が説明を求めたところ、上野課長は「誠に申し訳ありませんが、退席させて頂きます」と言って頭を下げた。 議員からは「説明責任があるだろう」「何でもかんでも話してはいけないのか」と怒号が飛んだが、上野課長は「総務課所管に関することは一切必要ないと言われている」と返すのみで、最後は議場を後にした。竹原市長は予算特別委に出席していない。