現在、あなたの会社では、フレックスタイム制度を採用しているだろうか? この制度は、バブル期以降、個人個人のライフスタイル、仕事の進め方に合わせた時間設定により、創造性や生産性を高めようと企業に広がっていったもの。しかしここにきて、フレックスタイム制度を廃止する企業が目立ってきた。 厚生労働省の平成14年賃金事情等総合調査(速報)によれば、フレックスタイム制度を採用している企業は、平成10年の68.4%をピークに、平成14年は67.3%と下降し、制度廃止はデータにも確実に現れている。(データ1) オフィスのIT化が進めば進むほど、社員同士が顔を合わせなくても、メールやイントラネットを使用することでスムーズに情報が伝達できるようになる。だから、ITの浸透の度合いを見れば、フレックスタイム制度はより拡大しても不思議ではない。