2010年に惜しまれつつ一旦幕を閉じたテクニクスブランドが、2015年に新生テクニクス(公式サイト)として復活する。元祖テクニクスの発足は1965年で、2015年はちょうど50周年にあたる。半世紀を経たブランドの重みを再確認するとともに、新生テクニクスに大きな期待を寄せているのは、筆者だけではないはずだ。 新生テクニクスの第一弾として発表されたのは、フラグシップとなる “リファレンスシステム” 「R1シリーズ」と、R1シリーズのコンセンプトや技術を共有しながら、幅340mmのコンパクトサイズで価格面でも手に届きやすい “プレミアムシステム”「C700シリーズ」の2ラインである。ここでは、「C700シリーズ」の技術詳細と試聴レポートを紹介する。 “プレミアムシステム”「C700シリーズ」。左からスピーカーシステム「SB-C700」、ネットワークオーディオプレーヤー「ST-C700」、プリメイ