いまや送料ゼロが珍しくなくなった、ネット通販。しかし、過剰なまでのスピードを、“無料で”実現するサービスの裏では、必ずどこかに歪みが生じているはず。 『仁義なき宅配』(横田増生 著)は、そうして見て見ぬフリをしてきた“送料無料の影”にスポットを当てた一冊。著者がドライバーに密着し、巨大仕分けセンターのアルバイトとして潜入して見えてきたのは、ユーザーにとって嬉しいサービスが充実するほどに、宅配業者の労働環境が過酷さを増すという実態でした。 ヤマト運輸の「羽田クロノゲート」という巨大センターでは、二か月で契約が打ち切られる“日雇い”の労働者が、ロクに業務内容のレクチャーも受けないまま作業に当たっている。 しかもその大半がベトナム人をはじめとする外国人だというのですから、品物が正確に届くことが奇跡のように思えてきます。 そんな中、著者が体験したクール便の仕分けは壮絶。10℃に保たれた室内で一日の
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