国民の9割以上が仏教徒のタイで、大学生が制作したブッダとウルトラマンを組み合わせた絵画が、仏教を侮辱するものだとして批判の声が上がり、学生が謝罪に追い込まれる一方、若者の創造力を認めるべきだと擁護する動きもあり、表現の自由をめぐる議論となっています。 絵画はブッダの顔をしたウルトラマンが座禅を組んだり、ポーズを取ったりしているものだったため、宗教団体から仏教を侮辱していると批判が相次ぎました。 このため、展示は中止に追い込まれ、作品を制作した女子学生も地元の僧侶に謝罪する事態となりました。 一方で、タイの実業家の男性は「この作品は宗教の神聖さを冒とくするものではない」として、この作品を購入し、オークションにかけたところ、日本円でおよそ210万円の値がついたため、全額をこの大学生と地元の病院に寄付するということです。 このほかにも、著名な芸術家が若者の創造力を認めるべきだとして、大学生を擁護