「クリエイターズ・サバイバル アーティストの戦略教科書」とは クリエイターに役立つ情報を発信するWebメディア「いちあっぷ」がお届けする連載企画。ねとらぼエンタでは、各インタビューの前編を転載掲載していきます。後編は「いちあっぷ」のサイト内でご覧ください。 藤田和日郎氏が描く少年漫画はとにかく熱い。そしてその熱さを支えているのは、“正義が必ず勝つ”という読み手にとっての絶対的な安心感だ。 「クリエイターズ・サバイバル アーティストの戦略教科書」第2回。前編では、そんな藤田さんに、漫画や出版の在り方が大きく変動したこの30年をどういうふうに作家として生き抜いてきたのか、ヒット作『うしおととら』や『からくりサーカス』などの創作秘話を交えて語っていただいた。 時代に流されない“自分の漫画”でデビュー ―― 短編『連絡船奇譚』で藤田さんがデビューしたのは1988年のこと。同作は、のちの藤田作品の原