書店に並ぶ「教養」を冠した本や、大量にある動画・音声の教養系コンテンツ……ここ数年、そこかしこで教養の重要性が説かれ、多くの人が関心を寄せているように見える。その一方でファスト映画をはじめ、コンテンツの消費の仕方を巡った議論も白熱している。そもそも教養とはいったい何か? 学問や芸術などを通して人間性や知性を高めるもの? それとも先行き不透明な世の中を生き抜くスキル? その疑問を解消すべく、出版や放送を通して教養系コンテンツを提供するゲンロンの東浩紀さん、上田洋子さんにインタビューしたのだが……? 教養についてあらためて考える全2回。