ことし1月、埼玉県ふじみ野市で医師などが殺傷された人質立てこもり事件を受けて、地元の医師会が在宅医療や介護を行っている事業所を対象に調査を行った結果、包丁を向けられるなど危険を感じたことがあるという回答が複数寄せられたことがわかりました。 ことし1月、埼玉県ふじみ野市で起きた人質立てこもり事件では、訪問診療先の住宅を訪れた医師が散弾銃で殺害され、2人がけがをしました。 事件のあと地元の東入間医師会は在宅医療や介護を行っている地域の82の事業所を対象に、対応に困った事例や必要な安全対策などについて書面でたずねました。 その結果、回答があった中には、介護従事者への殺意をほのめかす家族がいたとか、訪問中に包丁を向けられたといった危険な事例が複数寄せられたということです。 また、訪問先から逃げたり、抵抗したりしていいか迷うといった対応の難しさを訴える声も出されました。 そのうえで、相談できる環境の