JR西日本が平成22年度から、京阪神を除く在来線の車両のデザインを、地域ごとに1色に統一することが8日、分かった。不況や高速道路料金の値下げによる利用者の減少を受け、塗装費を抑制して経費削減につなげる。新しい色は地域性を反映させるが、出勤・通学、旅先などで親しまれてきたデザインが消えることとなり、惜しむ声も聞かれそう。 JR西によると、デザインが変わる地域と新しい色は、京都=深緑▽和歌山=青緑▽中国=黄▽北陸・七尾線(石川県)=赤−など。計約25種類(約1400両)の列車や気動車の色を平成22年度から8年間をめどに変更する。ただし、大阪を中心とする「アーバンネットワーク」と呼ばれる京阪神の在来線は除く。 このうち、京都地域では山陰線(京都−園部間)や湖西線など3路線が対象。現在の車両は緑にオレンジのラインや、ベージュに茶色のラインが入ったツートンカラーだが、今後は抹茶や木の葉など「和」を連