iPhone 3Gにおける節電とは「ムダなく使うこと」ではなく、「連続使用時間の増大」が目的のはず。時間あたりの消費電力量を減らせば連続使用時間も延びるため、両者は矛盾しないが、ここにバッテリー寿命という要素を加えると話は変わってくる。一般的にバッテリーは、劣化が遅い≒容量が多く保たれるという図式が成り立つため、バッテリー性能を温存することが先ほど挙げた節電の趣旨にも適うのだ。 iPhone 3Gに搭載されているリチウムイオンバッテリーには、いくつかの特性がある。1つは、フル充電または完全放電すると、劣化が速く進むこと。残量が10%を下回ったあたりで充電を開始し、80〜90%程度に達したところで完了させる(短時間で充電を終わらせる)という使い方が、リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるコツだ。 つまり、こまめにUSBポートへ接続して継ぎ足し充電を行い、急速充電が終わる約1時間で接続を解除す