札幌に本社がある民放のHBC=北海道放送で事業部長を務めていた社員が、ゴルフイベントなどの事業で外部の業者に架空の工事費用を請求させ、総額1億円余りを着服していたことが分かり、HBCはこの社員を26日付けで懲戒解雇にしました。 発表によりますと、元事業部長は、平成20年8月から去年2月にかけて、ゴルフイベントや「さっぽろ雪まつり」の事業で、実際には作っていないプレハブ小屋の経費を請求するよう3つの業者に指示し、総額1億1500万円を業者の口座に振り込ませたうえで着服していたということです。着服は、ことし2月に行われた国税局の税務調査で判明し、元事業部長は不正を認めたうえで、「迷惑をかけて申し訳ない」と話しているということです。 その後、元事業部長が体調不良を訴えたため詳しい調査はできておらず、HBCでは、刑事告訴することも視野に調査を続けるとしています。 HBCは、業者の選定や予算の配分な