先日公園の砂場で娘と遊んでいたところ、向こうから2歳くらいの男の子とはつらつとした年配の女性がやってきた。ほどなくして娘が男の子と一緒に遊び始めたので、なんとはなしにその女性(Tさん)と立ち話を始めた。 聞けばTさんはブラジル生まれドイツ育ち、教育心理学を大学院で修めており、英語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語を話すことができると言う。元々パロアルトのドイツ人向けのインターナショナルスクールで教えていたが、気苦労が多い割に給与がよくないそうで、今は多言語に対応したベビーシッター兼プライベートティーチャーをしているとのこと。娘が一緒に遊んでいる男の子はドイツ人と中国人のハーフで、両親の依頼により今はドイツ語でのみ話しかけているそうだ。 彼女の経歴に大変興味を持ったので、どうやったら子供がいくつもの言語を覚えられるようになるのと聞いてみた。 「本当に重要な原則はひとつだけよ」とTさんは言っ