名古屋市中川区のJR関西線・春田駅で14日夜、普通列車と駅構内ですれ違おうとした貨物列車が駅よりも長かったためはみ出し、名古屋−桑名駅間の上下線が約2時間運休する珍しいトラブルがあった。上下14本が運休、5本が最大2時間遅れ、乗客約2630人に影響した。 【写真特集 日本の鉄道】 JR東海によると、関西線は別のトラブルでダイヤが乱れ、単線区間を運行中だった四日市発名古屋貨物ターミナル行き上り貨物列車(16両、全長350メートル)を急きょ、名古屋発亀山行き下り普通列車(4両、乗客約120人)と、同駅ですれ違わせることにした。 貨物列車が午後6時20分ごろ、先に同駅構内で停車したが、長さ330メートルのホームに収まらず、線路を切り替えるポイント部分まで後部がはみ出した。このため車両運行用の信号が赤信号のまま変わらなくなり、同駅に向かってきた普通列車が同駅の手前約200メートルで停車。普通列