ペドロ・アルモドバル監督と女優ペネロペ・クルスの黄金タッグによる映画のレビューです。 原題は"Los Abrazos Rotos”で、直訳は『壊れた抱擁』ですが、後述の理由から邦題の秀逸さに驚かざるを得ませんでした。 ミステリアスな大人のヒューマンドラマです。 ラストまでネタバレします。 あらすじ ミステリアスな展開 満たされない愛憎 ラストシーンと邦題の秀逸さ ペネロペ・クルスの美しさ おわりに あらすじ 盲目の元映画監督マテオは、ある日大富豪のエルネストが死去したとのニュースを耳にする。 ほぼ同時に、彼の元に映画のシナリオを持ち込んできた若い男ライ・Xがいたが、マテオは協力を断る。 また、マテオの公私に渡るパートナーであるジュディットは、ライ・Xがエルネストの息子であると知り彼を強く恐れ始める。 ジュディットの息子ディエゴは、2人のあまりの拒絶反応に驚くが、母は頑としてその理由を教えて