2008年から2012年に撮影したシリーズ「モノクローム」を中心に、森山大道が現代の東京に迫った作品を紹介する写真展『森山大道 モノクローム』が、武蔵野市立吉祥寺美術館で12月27日まで開催されています。 日本を代表する写真家であり、世界的にその名を知られる森山大道。粗い粒子の質感や手ブレ感覚が効果を発揮した独特の表現は、60年代の写真界に大きなインパクトを与えました。モノクロ写真を増感することで得られるコントラストが強調された写真は、見る者に強い印象を残します。 今回の展覧会では、森山自らの選定による『モノクローム』からの作品44点と、過去の代表作からのセレクト15点の全59点が展示されます。知っているはずの東京が、悪夢のように、あるいは白昼夢のように、新しい姿で眼前に立ち上がってくる感覚を味わってみませんか? (Pen編集部) 『森山大道 モノクローム』 ~12月27日(金) 武蔵野市