会見で辞意を表明し、厳しい表情をみせる甘利明経済再生相=28日午後、東京都千代田区、諫山卓弥撮影 | 朝日新聞社 甘利氏会見と食い違い、「告発者」が証言 現金授受問題 甘利明・前経済再生相の現金授受問題で、現金などを渡した建設会社の総務担当者が31日、朝日新聞の取材に応じた。甘利氏が会見で説明した計600万円の授受以外に、900万円超を秘書に渡していたことを証言した。甘利氏自身の現金授受をめぐっても、「道路建設の補償交渉のお礼」と述べるなど、趣旨や状況に食い違いをみせている。 ■大臣室での50万円「甘利氏、ポケットに」 総務担当者は一色武氏(62)。千葉県白井市の建設会社と独立行政法人都市再生機構(UR)との道路建設の補償交渉を担った。一色氏は、甘利氏側から受け取った領収書や秘書らと面会した際に記したメモなどを示しながら、授受の状況を説明した。 甘利氏は28日の記者会見で、50万円ずつ
川崎市の多摩川河川敷で昨年2月、中学1年、上村遼太さん(当時13歳)が殺害された事件で殺人罪に問われたリーダー格の少年(19)=事件当時18歳=の裁判員裁判の初公判が2日、横浜地裁である。少年は事件の8カ月前に通行人を殴って大けがをさせていたが、被害者の男性(60)は謝罪の手紙を受け取り、示談に応じていた。「自分がもっと厳しい態度で臨んでいれば、事件は起きなかったかもしれない」。男性は複雑な思いで裁判を見守る。【大場弘行】 【「救えずごめんね」事件現場に集まるメッセージ】 関係者によると、少年は2014年6月19日未明、川崎市川崎区内を走行中の原付きバイクの後部座席に乗り、自転車で帰宅途中だった男性の後頭部を鉄パイプで殴り、12針を縫う大けがをさせたとして検挙された。 半年後の14年12月、飲食店店長をしている被害者の男性の元に、見ず知らずの少年から手紙が届いた。「今回、きずつけてしま
■母「止めれば暴力ひどく」 専門家「殺人事件に近いケース」 東京都大田区のマンションで、保育園児の新井礼人(あやと)ちゃん(3)が死亡した事件で、暴力団組員の永富直也容疑者(20)=傷害容疑で逮捕=について、交際相手の母親(22)が「止めれば暴力はさらにひどくなった」などと話していることが、警視庁大森署への取材で分かった。 同署は永富容疑者の暴行がエスカレートし、死亡につながったとみており、傷害致死容疑に切り替えて捜査。母親の話などをもとに、詳しい裏付け捜査を進める。 事件が起きたのは25日午後8時半ごろ。大田区大森南のマンションで夕食中、永富容疑者が、礼人ちゃんが「自分をにらみつけてきた」と暴力を振るった。 身長195センチ、体重120キロの永富容疑者は、身長1メートルに満たない礼人ちゃんをボウリングをするようにガラス戸棚に投げ飛ばし、正座させて平手打ち。かかとを頭に振り下ろした
以前にも書いたことがあると思うのだが、私は、「政治とカネ」というこの決まり文句を耳にする度に、微妙にイライラした気持ちになる。理由は、「政治とカネ」が、具体的に何を指し示しているのかについて、この見出しは、結局のところ、何も説明していないからだ。 そもそも、「政治とカネ」というこのフレーズは、抽象名詞を二つ並列させただけのもので、ひとつの文として完結していない。 「花と蝶」 「酒と涙と男と女」 「部屋とワイシャツと私」 「オレとお前と大五郎」 「ネギとイモ」 「木村と中居」 これらは、実のところ何も語っていない。 それぞれの単語がもたらすそれぞれの映像と、関係を匂わせる物語の予感と、余情と余韻と余白以外には、何も伝えていない。 主語も述語も無い。 言わばポエムの断片に過ぎない。 にもかかわらず、二つの名詞を一音節の接続詞でつなげただけの成句である「政治とカネ」は、深い含蓄のあるヘッドライン
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