1秒で膨らむ、手首につける救命胴衣「Kingii」 水遊びが増える夏の時期。海水浴や川下りなど楽しいことばかりが連想されますが、自然の中で行う水遊びは常に危険と隣り合わせ。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が2014年10月に発表した数値によると、アメリカでは毎日約10人の人が水難事故で命を落としています。 そんな水難事故で友人を亡くしたことをきっかけに、それを防ぐ手段を考え抜いて開発されたのが「Kingii」(ケンギー)という手首につけられる非常用の浮き袋。Kingiiというのは、えりまきとかげのこと。この爬虫類がトラブルに見舞われると襟を大きく膨らませるように、Kingiiはワンプッシュで瞬時に膨らみ危険から身を守ってくれることから、こう名付けられました。 Kingiiのサイズは、ライフジャケット(救命胴衣)のわずか78分の1。Kingii本体にCO2を含むシリンダーが装備されてお