クリエイティビティ溢れる創世神話の世界 前編に引き続き、世界の民族の創世神話の概要をまとめていきます。 前編では、 アイヌ「天地開闢」 中国「天地開闢」 済州島「天地王ボンプリ」 モンゴル「ラマ僧ウダン」伝説 ハワイ「クリムポ」 アボリジニ「太陽の母」伝説 チェロキー族の創造神話 ナバホ族の創造神話 マヤ・キチェー人「ポポルヴフ」 をご紹介しました。前編はこちらからご覧ください。 後半は欧州・中東・アフリカ編いきます。それではどうぞ。 10. メソポタミアの「エヌマ・エリシュ」 Photo by Osama Shukir Muhammed Amin FRCP(Glasg) エヌマ・エリシュは「The Seven Tablets of Creation」という名でも知られ、紀元前1,100年ごろの作品とされています。 始まりは、混沌の中で水が渦巻いていた。 この渦の中で、水は甘い新鮮な水、塩