あらすじ 「アホ」 ハワイ行きの旅客機がウェイウェイしていたら海底火山が噴火してマグマがマジ半端なくてぴえん状態になるという本作の知能指数はアオミドロに匹敵するだろう。非常に頭の悪い作品である。当然のことながらこれは褒め言葉である。 巨龍のごとく咆哮する爆炎。40mm連装機関砲を凌駕する火山弾の曳光。背景を彩る空は噴火によって塗りたくられた紅蓮のカンバスである。その間を縫って飛行する旅客機の絵面はさながら『スーパードンキーコング2』の溶岩ステージで『エースコンバット』をプレイしているような胸の高鳴りを視聴者に呼び起こすことだろう。 キャラクターも10代男子の起床時のようにビンビンに立っている。乗客がパニックに陥らないよう最後まで奮戦するキャビンアテンダントと連邦航空保安官。壊れた無線機を改造して外部と連絡を取ろうとするオタクメガネ。皆が絶望する中でもくじけることなく最後まで抵抗の操縦桿を引
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