ワタミフードサービスや良品計画、日本マクドナルド、ローソン、ブックオフコーポレーション、イオンリテールなど、スマートフォンや携帯電話を使うモバイルマーケティングの施策を強化する企業が増えている。背景にあるのは、携帯電話が十分に普及したこと。今後、スマートフォンが本格的な普及期に入ることで、ますますこの傾向は強まるだろう。第2回は、消費者のモバイル端末を活用した販促策のトレンドを解説し、さらにその近未来像を予測する。 「モバイル端末を新たなマーケティングツールとして活用していく」---。ローソンでマーケティング活動を担う広告販促企画部の白井明子氏はこう断言する。 同社は2010年10月にAndroid端末向けアプリケーションの配信を開始。スマートフォンで新商品やセール情報を参照できるようにした。これに先駆け、同年8月から「iPhone」向けのアプリも配信している。さらに、単なる情報提供だけで