「科学に興味のない無関心層に科学的な情報をどう届けるかが課題。新聞とテレビはそれができるメディア」と話す桝太一さん(飯田英男撮影) 「サイエンスコミュニケーションについてもっと深く考えて実践したい」と日本テレビを3月に退社、大学の研究員となった。文部科学省によると、サイエンスコミュニケーションは、科学のおもしろさや科学技術をめぐる課題を人々に伝え、ともに考え、意識を高めることを目指す活動。本書は、日テレ時代から月刊誌『現代化学』で行っていた対談をまとめたもので、山中伸弥・京都大iPS細胞研究所名誉所長や大隅良典・東京工業大栄誉教授ら科学者など8人に、科学を伝えるとはどういうことかを聞いている。