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ブックマーク / xtrend.nikkei.com (31)

  • 小島秀夫氏ロングインタビュー 模索する新しい「つながり」

    “ステルスゲーム”「METAL GEAR(メタルギア)」を生み出し、世界中に熱烈なファンを抱える小島秀夫氏。独立後の初作品となる「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」は、2019年11月8日の発売からすでに3年近くが経過しているのにもかかわらず、いまだ多くのファンが熱狂している。分断された世界や人を荷物を運びながらつないでいくゲーム性は、偶然にもコロナ禍における世界の変化にもリンクする。19年にインタビューをしてから3年弱、コロナ禍を経て小島氏は今、何を思うのか。ロングインタビューの前編は、ゲームに込められた思いとその変化、そして新しいコミュニケーションの形について聞く。 ゲームクリエイターで、コジマプロダクション代表の小島秀夫氏にロングインタビューを実施。小島氏は、1963年東京都生まれ。86年コナミ入社。98年にPlayStation向けのゲーム「メタルギアソリッ

    小島秀夫氏ロングインタビュー 模索する新しい「つながり」
  • はや閉店ラッシュのワタミ唐揚げ専門店 次はのり弁に活路見いだす

    「唐揚げ専門店がタピオカ跡地に乱立 出店急増、3つの理由」という記事を公開してからちょうど1年が経過。唐揚げ店は一転、閉店ラッシュに向かっている。長引くコロナ禍で巣ごもり需要は堅調なものの、店舗の乱立で過当競争気味になっているのが原因だ。ワタミが運営する「から揚げの天才」は、のり弁をはじめとするテークアウト弁当に進出することで、引き続き脱・居酒屋を目指す。

    はや閉店ラッシュのワタミ唐揚げ専門店 次はのり弁に活路見いだす
    koma_g
    koma_g 2022/04/05
  • 東京タワーにeスポーツ施設が誕生 3フロア使い最新XR技術を駆使

    東京eスポーツゲート(東京・港)は2022年4月20日、eスポーツ施設「RED° TOKYO TOWER」をオープンする。東京タワーフットタウン内の3、4階にはアミューズメントコンテンツ、5階には4面の巨大ディスプレーで構成するステージや、32台のゲーミングPCを備えたスペース、配信スタジオなどeスポーツ用の設備を組み入れた。3月3日のメディア向け内覧会では5階のみを公開した。 目玉の1つ、5階に設置した「RED° TOKYO TOWER SKY STADIUM」。床と壁面3面がすべてディスプレーとなっており、リアルな人物やセットとCGを組み合わせたステージ演出が可能 東京eスポーツゲートは、2020年12月に設立されたスタートアップ。eスポーツ施設の運営、外部施設を使ったeスポーツイベントの企画・興行、メタバースNFT(Non Fungible Token、非代替性トークン)などの技術

    東京タワーにeスポーツ施設が誕生 3フロア使い最新XR技術を駆使
  • スシロー、くら寿司はなぜ強い すしチェーンをデータで徹底比較

    コロナ禍で打撃を受けた外業界だが、回転すしチェーンはいち早く回復に向かった業界だ。回転すし業界の市場シェア、1店舗当たり売上高、利用客の評価、他の外とのコスト構造の違いなど、ビジュアル資料を基に業界を読み解いていく。 2021年12月1日の水曜午後3時、取材を終えた記者は遅めのランチを取ろうと、回転すしチェーン「スシロー」に向かいがてら、スシローアプリを立ち上げ「来店予約」をタップ。ところが午後3時台というアイドルタイムにもかかわらず予約で満席だ。アプリトップページに戻ると、「平日15時~、黄皿100円(税込100円)が禁断の90円(税込99円)! 12月10日(金)まで」の告知バナーが目に飛び込んできた(※都心型店舗は税込132円が同119円)。 <前回(第1回)はこちら> この日は断念して2日後、渋谷での取材帰りに立ち寄ると決めて前もってアプリで渋谷駅前店に予約を入れた。21年6月

    スシロー、くら寿司はなぜ強い すしチェーンをデータで徹底比較
  • 老舗書店・有隣堂の破天荒YouTube戦略 8カ月で登録者が27倍に

    神奈川県を中心に、首都圏で約40店の書店を運営する有隣堂(横浜市)。100年以上もの歴史を持つ老舗書店のYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」の登録者数が何と21年に入ってからの8カ月間で約27倍と急増し、話題を集めている。書店員と謎のキャラクターが繰り広げる音トークになぜ多くの人が熱狂するのか、人気の理由を直撃した。 創業100年を超える老舗書店、有隣堂が展開するYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」が話題だ。スタートしたのは、2020年6月末。人気テレビ番組をほうふつとさせるタイトルだが、出演するのは有隣堂の店員、そしてMCを担当するのは有名タレントではなく、ミミズクのぬいぐるみ「R.B.ブッコロー」だ。 「有隣堂しか知らない世界」の一番の魅力であり驚きは、商品を売ることを主目的としてつくられていないことだろう。7~8分にまとめられた動画では、淡々と商品を紹介

    老舗書店・有隣堂の破天荒YouTube戦略 8カ月で登録者が27倍に
  • 350万部の児童書『銭天堂』シリーズ ヒットを呼んだ2つのカギ

    累計350万部の大ヒットとなっている児童書シリーズ、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』。選ばれた者の前にだけ神出鬼没に現れる謎の駄菓子屋「銭天堂」を訪れた客たちが、不思議な力を持つ駄菓子を手にしたことで翻弄されていく様を描いた短編連作だ。シリーズが子供心をがっちりとつかんだ人気の秘密は何なのか。著者の廣嶋玲子氏をはじめ、関係者に話を聞いた。 児童書ジャンルから、累計350万部超えの大ヒットシリーズが誕生している。『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(偕成社)だ。廣嶋玲子氏による、主に小学校中学年以上の子供を対象とする児童書で、2021年4月に出た最新刊(第15巻)は初版15万部。通常は、初版5000部ほどの児童書にあって桁違いの数字だ。 タイトルになっている「銭天堂」は、選ばれた人の前にだけ姿を現す、神出鬼没の奇妙な駄菓子屋。赤紫の着物を着た妖しげな店主・紅子が、訪れた客の悩みや願いをかなえる、不思議な力を

    350万部の児童書『銭天堂』シリーズ ヒットを呼んだ2つのカギ
  • 唐揚げ専門店がタピオカ跡地に乱立 出店急増、3つの理由

    コロナ禍の巣ごもり消費、テークアウト需要を見込んで、唐揚げ専門店の出店が相次いでいる。すかいらーくグループは唐揚げ専門店「から好し」をファミリーレストラン「ガスト」内に併設する方法でガスト全店に展開する。低コストの出店・運用が魅力だが、昨今の出店ラッシュはいささかオーバーストア気味にも映る。 東京・池袋駅から東武東上線の各駅停車で約10分。上板橋駅南口の「上板南口銀座商店街」を歩いて1分としないうちに、テレビプロデューサーのテリー伊藤氏をかたどったキャラクター像が見えてくる。ここは20年6月にオープンした唐揚げ専門店「から揚げの天才」。揚げたての唐揚げと、実家が卵焼き店を営むテリー伊藤氏監修の卵焼きをウリに、ワタミが店舗運営している。 店内に4席ほどイートイン可能なカウンター席があるが、来店客の大半はテークアウト目的だ。 そこから商店街をさらに2分ほど進むと、川越街道に突き当たる手前にファ

    唐揚げ専門店がタピオカ跡地に乱立 出店急増、3つの理由
  • 少年非行は増えている? データで世界を正しく見る(1)

    「あなたの実感として、おおむね5年前と比べて、少年による重大な事件が増えていると思いますか、減っていると思いますか」。この質問に対して、あなたはどう答えるだろうか。「思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る」ことがいかに難しいか分かる。 内閣府が2015年9月、「少年非行に関する世論調査」の結果を公表した。「あなたの実感として、おおむね5年前と比べて、少年による重大な事件が増えていると思いますか、減っていると思いますか」との問いに対し、「かなり増えている」「ある程度増えている」を合わせた「増えている」と感じる人が78.6%。10年の前回調査と比べて、3.0ポイント増加したという。 「ある程度増えている」が37.8%から36.3%へと微減だったのに対し、「かなり増えている」が37.8%から42.3%へ、5ポイント近く伸びるという内訳だった。属性別に見ると、男性よりも女性が、20~30

    少年非行は増えている? データで世界を正しく見る(1)
  • 時短&効果的な企画書作りのために「やめるべき4つのこと」

    「誰でも簡単にアイデアを量産し、ユニークな企画を次々と生み出す秘訣」を伝授する連載企画。第10回は企画をプレゼンするために欠かせない企画書作りについて取り上げる。企画書作りと聞くと面倒で時間がかかるものと思いがちだが、楽をしながら素早く資料化するコツがあるという。 企画を実行に移すためには、多くの場合、意思決定者の承認を得る必要があります。そのときに避けて通れないのは、企画書作りです。多くの方が、何らかの企画書を作っているのではないでしょうか。 私もプランナーという仕事をしているため、相当な数の企画書を作ってきました。広告会社にいた頃、プレゼンテーション前には夜通しで資料作成をしていました(つらかった……)。クライアントへの提案資料だけでなく、提案に持っていくための社内資料も作っていました。企画を考えることや打ち合わせ以上に、企画書作りに一番時間がかかっていたと思います。 ひたむきに企画書

    時短&効果的な企画書作りのために「やめるべき4つのこと」
  • オンライン副業が21年に大ブームか 大手人材が地方企業で大活躍

    【3位】「ビヨンド副業」 ダブルワーク・ダブル地方 遠隔作業と“月イチ出張”でキャリアアップにもなる地方副業副業解禁」から3年。大手企業の解禁も広がり、2020年7月にヤフーが行った副業人材の募集には、100人強を想定していた枠に4500人以上が集まったという。副業は空いた時間の小遣い稼ぎから、高いスキルと経験を持った人の新しいワークスタイルとして認識されるようになってきた。 そして21年、こうした副業格的に広がる「元年」を迎える。キーワードは「地方」と「オンライン」。物理的な距離や心理的ハードルを越える、新しい形の“ビヨンド副業”として花開く。 週に数回、遠隔で仕事をして、月1度は副業先の企業に足を運ぶ――。飛躍の予感が漂うのが、首都圏の大手企業で働くビジネスパーソンと地方中小企業が契約する副業だ。主なマッチングプラットフォームには、「JOINS」(JOINS)や「Skill S

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  • ズームCEO「利用急増に追いつかず、新機能開発は凍結した」

    ビデオ会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの勢いが止まらない。1日の利用者は2020年3月に同2億人と2019年末の20倍に達した。新型コロナウイルスの影響で、多くの企業が在宅勤務に切り替えたうえ、一般や教育での利用が爆発的に増えた。ただし、想定しない利用でセキュリティー面の問題も表面化した。これらの課題をどうクリアするのか。社のあるサンノゼ市の⾃宅で指揮する、エリック・ユアンCEO(最高経営責任者)に単独インタビューした。 米カリフォルニア州サンノゼ市に社を構えるズーム・ビデオ・コミュニケーションズが提供するクラウド型のビデオ会議サービス。従来のサービスに比べて、相手側でIDを取得する必要がない、さまざまな端末と接続できるなどの特徴がある。使い勝手や画質や音質のよさから利用者が増えた。1対1でつなぐ場合は無料で40分間利用でき、複数の相手と接続する場合にはホスト側の1

    ズームCEO「利用急増に追いつかず、新機能開発は凍結した」
    koma_g
    koma_g 2020/04/17
  • 月額2万円のAIで万引き対策が激変 日本版「顔認証」活用の裏側

    AI人工知能)の高度化とカメラの低価格化によって、映像で人物の属性や行動あるいは顔の特徴を特定する技術が広がっている。特集では、小売店や飲店などでも格安で導入できる「映像解析/顔認証」の最前線を追う。第1回は北海道の「サツドラ」の防犯やマーケティングに生かす事例を紹介する。 北海道を中心に展開するサツドラ(サッポロドラッグストアー)は20年内に100店舗でAI画像分析システムを導入する計画を立てている。写真はサツドラ桑園北8条店 第3次AIブームを引き起こすきっかけとなったディープラーニング(深層学習)が得意とするのは、アナログデータの中に隠れた特徴や意味を見つけ出すこと。中でも映像に何が写っているかを判断する画像認識の分野で応用が進んでいる。ITコンサルのアイ・ティ・アール(東京・新宿)によると、画像認識AIの19年度市場規模は50億円弱で、21年度には約100億円と2倍の規模で成

    月額2万円のAIで万引き対策が激変 日本版「顔認証」活用の裏側
  • ホンダ「月3万円」中古車サブスクが出足好調 トヨタとの違いは?

    「サブスク元年」が明けた2020年。混戦模様の中、消費者の心をがっちりと捉えるサービスと、実はそうではないサービスの色分けがくっきりと現れ始めている。では、生き残るサブスクビジネスの必要条件とはいったい何なのか。特集では、激戦時代を生き残るであろうサービスを厳選し、共通項を導き出してみたい。1回目に取り上げるのは、ホンダが2020年1月にスタートさせたばかりの“中古車サブスク”である。 2020年1月28日にホンダが始めたサブスクリプションサービス「Honda Monthly Owner(ホンダ マンスリー オーナー)」が、好調な滑り出しを切っている。「想定よりも好評で、用意したクルマがすぐ出払ってしまう状況。登録会員数は順調に伸びており、当初に立てた目標はクリアできそうだ」。ホンダ日部営業企画部モビリティサービス推進課の星野仁課長は、顔をほころばせる。 ホンダ マンスリー オーナーは

    ホンダ「月3万円」中古車サブスクが出足好調 トヨタとの違いは?
  • 洗う手間なし 日本初「ワイシャツサブスク」が成功し続ける3つの理由

    多くの家庭が日々の暮らしで困っていることを解決する、開始から4年も続く人気のサブスクリプションサービスがある。それが、クリーニング付きでワイシャツを宅配で貸し出す「ワイクリン」だ。ものを扱うサブスクとしては最古参組と言えるこのサービスは今なお堅調に利用者を増やしている。人気の秘密を探ると「成功するサブスク」を実現する3つのヒントが隠されていた。 「ワイクリン」は合計40枚のワイシャツをワンセットにして管理し、毎月20枚ずつ借りて、しかもクリーニングまでしてもらえる日初のサブスクサービスだ(写真/NextR) 「奇抜な機能で話題作りをするのではなく、とにかく地道にサービスの質を高め続けること。4年近くもサブスク事業を続けてこられたのは、そこに尽きる」。通信業界から脱サラしてワイクリン事業を立ち上げたNextR(東京・江東)代表取締役の長尾淳氏。社名に「次のレンタル」という意味を込めたように

    洗う手間なし 日本初「ワイシャツサブスク」が成功し続ける3つの理由
  • 田端信太郎が語るZOZOをやめるワケ 2年間の会社への貢献はダメ

    1999年に新卒でNTTデータに入社。2001年にリクルートに転職し、フリーマガジン『R25』を立ち上げる。05年にライブドア執行役員メディア事業部長に就任。経営再生をリードする傍ら、複数の新規メディアを立ち上げる。その後、18年2月までLINEで上級執行役員を務め、同年3月からスタートトゥデイ(現ZOZO)のコミュニケーションデザイン室長に就任。19年5月より現職。12月末で退職 いつごろから退職を考え始めたのでしょうか。 もともと45歳を迎える2020年を節目とは考えていましたが、遅かれ早かれという思いは19年の半ばぐらいからはありました。実は僕と前澤さんは同い年で、誕生日も1カ月しか違わない。(ZホールディングスによるZOZOの)買収の話を聞いたときに、ビジネスマンとしても、1人の人間としても折り返しに差し掛かったと考えて退職を決めました。 ZホールディングスによるZOZOの買収、前

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  • 心理的安全性が高い=ヌルい職場は誤解 学習するチームの作り方

    ‬一般社団法人 日認知科学研究所理事。神戸市出身、東京大学工学部卒。シンガポール国立大経営学修士(MBA)。学生時代から数えて3社を創業。ZENTechでは心理的安全性や行動分析の研究、サーベイ開発、統計分析を行うとともに、研修講座の設計・開発も担当。 心理的安全性という言葉は、表面だけを捉えると誤解を生みがちです。心理的安全なチームというのは、外交的であることでも、アットホームな職場のことでも、単に結束したチームのことでも、すぐ妥協する「ヌルい」職場のことでもありません。 例えば、「結束したチーム」は異論を唱えることが難しいチームとも言えます。心理的に安全なチームはむしろ、チームメンバー大勢の意見が一致しているように見えるときでさえ、「それは違うと思います」と容易に言えるチームのことなのです。 「日経クロストレンドEXPO 2019」の中で10月9日16時半から開催されるセッション「禅

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  • 謎の家電メーカー・ライソンは開発速度が命

    小口: 一般的なポップアップトースターでは2~3分かかるので、それにしても速い。 甲斐大祐さん(以下、甲斐): 秒速トースターでは、通常2枚焼きのポップアップトースターの熱(850W)を1枚に集中させています。このまま2枚焼きにすると、日の家庭では使用可能な1500Wを超えるので、1枚焼きにしました。 山: 最高400度と、魚焼きグリルぐらいの温度を出しているので、1秒2秒で焼き目の濃さが変わる。パンを焼きまくってきれいに焼き目が付くよう、それはもう何百枚もパンを焼きまくって根性で微調整していきました。 小口: 最後は根性なんですね。 自社で工場を持たないから作りたいものが作れる 小口: 製造を発注する工場はいくつぐらい抱えているのでしょう。 甲斐: 常に動いているのは30ぐらいです。 山: 中国で開催される展示会で見つけることも多いです。 小口: 国が違うだけでも大変そうですが、別の工

    謎の家電メーカー・ライソンは開発速度が命
  • ネットをざわつかせる謎の家電メーカー・ライソンの正体とは?

    東大阪市の新興家電メーカー・ライソン。2万台以上を売り上げたペヤング専用ホットプレートや、巨大わたあめ機、ポップコーンメーカーを応用したコーヒー豆の焙煎機など、ネットをざわつかせる製品を連発している。面白いアイデアがどう生まれて製品化に至るのか、小口氏が同社社長と開発担当者を直撃した。 小口: ライソンとして家電事業が独立したのは2018年。その前はピーナッツ・クラブという会社で家電を作られていました。 山俊介さん(以下:山): ピーナッツ・クラブはゲームセンターの景品などバラエティー商品を販売している会社です。ラジコンやぬいぐるみなどを中国から輸入し、ドン・キホーテ(ドンキ)さんやディスカウントストアさんに卸しています。 もともとは、吉名電工という社名で、1970年代は車のオーディオ部品を作っていました。創業者から今のオーナーに代わった際に玩具店を始め、「殻を破る」という意味を込めて屋号

    ネットをざわつかせる謎の家電メーカー・ライソンの正体とは?
    koma_g
    koma_g 2019/09/22
  • 「ココアシガレット」が人気再燃 老舗駄菓子会社のしたたか経営

    少子化も、グローバル企業からの警告やクレームもなんのその。老舗駄菓子メーカーのオリオン(大阪市淀川区)の商品が今、再び注目を浴びている。「ココアシガレット」と聞けば、べた記憶のある大人も多いだろう。1個30円の菓子に訪日外国人が群がる。人気シンガーのSNS投稿も追い風に。 1951年発売のオリオンの看板商品「ココアシガレット」。ハッカの香りとココアの風味が口の中に広がる砂糖菓子で、最近は禁煙グッズとして大人にも好評 品薄状態が続き、業績は好調 子供の頃、十円玉を握り締めて近所の店へ買いに行った駄菓子には、大人の心もひきつける魅力がある。昔懐かしい駄菓子屋への郷愁に加え、病みつきになる独特の味と、たった数十円で得られる充足感が、駄菓子好きに長く愛される人気の理由だろう。 とはいえ、商品単価30~100円という薄利多売のビジネスが時代を超えて存続するには、経営戦略上の秘訣があるはず。そこで老

    「ココアシガレット」が人気再燃 老舗駄菓子会社のしたたか経営
  • 森岡毅氏単独インタビュー 丸亀製麺・復活の秘策

    ※日経トレンディ 2019年9月号の記事を再構成 2000年に1号店を開店し、うどんチェーン最大手に上り詰めた「丸亀製麺」。しかし17年後半からは客足が伸び悩み、毎月前年割れが続いていた。この危機を救い、再び客数増へと転じさせた立役者が、マーケティング精鋭集団「刀」を率いる森岡毅氏だ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復させた希代の“軍師”が、丸亀製麺ではいかなる戦略を繰り出すのか。小売業の将来を見通した“野望”とともに聞いた。

    森岡毅氏単独インタビュー 丸亀製麺・復活の秘策