ソニーは3月28日、シャープの堺工場を運営する合弁会社に対する追加出資を見送ることで両社で合意したと発表した。 シャープが台湾・鴻海精密工業(Foxconn)と業務・資本提携し、合弁会社「シャープディスプレイプロダクト」(SDP)に対し鴻海の郭台銘董事長らが出資することになったため、関係を見直す。 ソニーはSDPに100億円を出資し、出資比率は約7%。今後の関係について9月末を期限に検討するが、期限を待たずにソニーは保有株式の買い取りを請求できる。 関連記事 Foxconnグループがシャープ筆頭株主に 「1社ではグローバル競争に限界」──提携の狙い シャープがFoxconnブランドで知られる台湾の鴻海グループと業務・資本提携し、鴻海グループはシャープの事実上の筆頭株主に。シャープは全てを1社で手がける自前主義を脱却、鴻海と組んでコスト競争力の高い製品を世界展開できる体制を構築する。 ソニー