ビジネスパーソンにとっては、仕事帰りに同僚や友人などと一緒に居酒屋で「一杯やる」のが楽しみのひとつだと思いますが、その際に変な味のする肴(料理)を食べたという経験はないでしょうか? 単に「まずい」ということではなく、薬っぽいような、酸っぱいような、食べ物本来の味ではない変な味です。特にキスの天ぷらや茹でエビ、焼きガニ、カレイの煮つけなど。それらを食べて変な味がしたら、殺菌料の次亜塩素酸ナトリウムが残留している可能性があります。次亜塩素酸ナトリウムは、プールの消毒薬として使われているものであり、カビ取り剤や塩素系漂白剤の主成分でもあります。 実は筆者もこうした「まずい」料理を何度も口にしたことがあります。筆者は千葉県北部の小さな町に住んでいますが、家の近くの大手居酒屋チェーン店に入った時のことでした。焼きガニを頼んだのですが、出された瞬間から消毒薬のにおいがプンプン漂っていました。殺菌料の次