明治時代の自由民権運動の指導者板垣退助の肖像が描かれた百円札を、おつりとして渡す催しが地元、高知市の商店街で開かれました。 この催しは板垣退助の生誕地のすぐ近くにある高知市の天神橋商店街で、5月21日の板垣の誕生日にちなんで毎年開かれています。 商店街の組合に加盟するおよそ30の店では31日と翌日の6月1日、1000円以上の買い物をするとおつりのうち100円を、板垣の肖像が描かれた百円札で受け取ることができます。 商店街の組合はインターネットのオークションを通じて購入した百円札およそ6000枚を用意し、お札を目当てに訪れた買い物客は百円札を受け取ると懐かしそうに眺めていました。 百円札を手にした女性は「実際に百円札を使っていた世代なので懐かしくて毎年、楽しみにしています。帰ったら子どもに見せたいです」と話していました。