三菱重工業が、2012年の初飛行を目指して開発中の国産初のジェット旅客機「三菱リージョナルジェット」(MRJ)について、海外の航空会社から初めて受注したことが2日わかった。 受注は米トランス・ステート航空からで、全日本空輸に続いて2社目。100機を超える大量受注で、国産ジェット機事業の成功に弾みがつくとみられる。 三菱重工の子会社「三菱航空機」が2日午後、発表する。 MRJは中距離用の小型ジェット機で、燃費の良さが特徴とされる。 採算に乗せるには300機以上の受注が必要とされているが、これまでは、08年に全日空から25機の受注を得たのにとどまっていた。