エクアドルには動き回る木があるという。地元のツアーガイドによれば、ソクラテア・エクソリザと呼ばれるこの木の複雑な根の部分は足として機能し、季節の変化に伴う太陽の位置に合わせて常に動き続けるという。植物であるが、日に2~3cm、年間だと20mも移動するというのだ。 まるで歩いているように見えるため、ウォーキング・パームとも呼ばれているが、本当に動く木は存在するのか?その噂を検証する。 Luna Nueva Farm Costa Rica walking palm tree 本当に木は歩いているのか? ヤシ科のソクラテア・エクソリザ( Socratea exorrhiza)は、新しく硬い土壌を侵食しながら伸びた根が時間をかけてそこに定着すると、幹の部分がそちらに向けて徐々に曲がって、今度は古い根を引っ張り出す。 こうして、良好な日光を求めてゆっくりと”歩く”。根は地面から数10cm上のところで