544 本当にあった怖い名無し sage New! 2005/12/07(水) 00:34:03 ID:NZNHKwqA0 普段付き合いのいい同僚が、何故か海へ行くのだけは頑として断る。 訳を聞いたのだが余り話したくない様子なので、飲ませて無理やり聞き出した。 ここからは彼の語り。ただし、酔って取り留めのない話だったので、俺が整理してる。 まだ学生だった頃、友人と旅に出た。たしか後期試験の後だったから、真冬だな。 旅とは言っても、友人の愛犬と一緒にバンに乗って当てもなく走っていくだけの気楽なもんだ。 何日目だったか、ある海辺の寒村に差し掛かったころ既に日は暮れてしまっていた。 山が海に迫って、その合間にかろうじてへばり付いている様な小さな集落だ。 困ったことにガソリンの残量が心もとなくなっていた。 海岸沿いの一本道を走りながらGSを探すとすぐに見つかったのだが、店はすでに閉まっている。 と