イセヒカリのご紹介伊勢神宮｢神田｣で｢驚異の稲｣誕生-コシヒカリまっ青だから出まわらない- *** 雑誌『選択』(官僚や経営者､管理職を対象とした月刊誌です)より抜粋 *** 皇祖天照大神は天孫降臨に際して、「わが高天原にある斎庭の稲穂をわが子に与えなさい」と命じられた（『日本書紀』）。天孫降臨はわが国の稲作の始まりでもある。 この「斎庭の稲穂の神勅」さながらに、平成の御代替わりと時を合わせて、天照大神を祀る神宮の神田で「驚異の稲」が「突然変異」で誕生した。味がコシヒカリ以上に抜群で、反収は何と十俵を超えるという。 ■平成の御代替わりに時を合わせ 平成元年秋、伊勢地方を台風が二度も襲った。神田のコシヒカリは無惨にもベッタリと倒伏した。倒れやすいのがコシヒカリの最大の欠点である。ところが、水田中央に直立する稲株があった。稈が太く短い。しかも成熟するに従って、見事な黄金色になった。コシヒカリ
