MySQL5.1には,大きく改良されたレプリケーション機能が搭載された。これまでのステートメント(SQL文)ベースのレプリケーションに加えて,マスタの更新結果をスレーブが反映する行ベースのレプリケーションが搭載されたのだ。レプリケーションの機能追加によって,より正確なレプリケーション処理が可能になった。 しかし,よいことばかりではない。行ベースのレプリケーションは,注意すべき点が存在する。これまでのステートメントベースのレプリケーションと同様の設計や運用では,パフォーマンスを得られない恐れがある。今回は,MySQL5.1レプリケーションの注意点を解説する。 MySQL 5.1のレプリケーション MySQl 5.1のレプリケーションには,同期方法として3つのモードが実装されている。ステートメントベースは,マスタで実行されたSQLステートメントをスレーブでも実行する方式だ。MySQL 5.0ま
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