スーダン・北ダルフール(North Darfur)州のエルファシェル(El-Fasher)で警備にあたるアフリカ連合(African Union、AU)部隊の兵士(2007年9月5日撮影)。(c)AFP/DON EMMERT 【2月28日 AFP】スーダン西部のダルフール(Darfur)地方で続く紛争は26日、解決の見通しも立たないまま発生から6年目を迎えた。スーダン政府は平和維持部隊の全面的な介入を拒み続けており、同地方に対する新たな爆撃も懸念されている。 事態解決に向けての努力は続けられており、高官協議のため米国のRichard Williamson特使や中国の劉貴今(Liu Giujin)特使が相次いでスーダン入りした。 ■紛争の経緯 この紛争は、2003年2月26日、黒人系住民の経済的・社会的排斥に不満を訴える反政府勢力が、北ダルフール(North Darfur)州の政府軍駐屯地を