ガンホー・オンライン・エンターテイメントは7月20日、同社の社員の男(26)が、MMORPG「ラグナロクオンライン」のゲームデータに不正アクセスしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで警視庁に逮捕されたと発表した。 男はゲーム内での不正行為を監視するゲームマスターだった。19日に逮捕され、同社は同日付で懲戒解雇した。 同社によると、男は直属上司のアカウントを盗み見てゲームデータ管理サーバに不正アクセスし、ゲーム内仮想通貨を作り出してRMT(リアルマネートレード)業者に販売した疑い。1400万円の利益は借金返済や遊興費に充てていたという。 同社はゲームデータ監視業務中に仮想通貨の異常値を検出し、3月24日に男の不正行為を確認し、自宅待機を命じた。社内調査で5月31日に全容が発覚し、6月1日に丸の内署に被害届を提出。逮捕を受けて懲戒解雇した。 同社によると、男が作り出したゲーム内通貨(単位は