東日本大震災で被災し、今も厳しい状況に置かれている被災地の動物について考える催しが東京・渋谷で開かれ、参加した映画監督らが「人間も動物も同じ大切な命として考えてほしい」と呼びかけました。 この催しは、震災で被災した動物の現状を記録した映画の上映に合わせて開かれ、映画を撮影した宍戸大裕監督や被災地の動物の支援活動を続けている女優の杉本彩さんらが参加しました。 映画は、津波で飼い主を失って路頭に迷ったり、原発事故のあと警戒区域に取り残されたりして、衰弱する犬や猫、それに牛などの現状のほか、ボランティアの保護活動の様子などが1年8か月間にわたって記録されています。 映画の上映後に開かれたトークショーでは、宍戸監督が「福島では今も警戒区域にボランティアが入って犬や猫に餌をあげています」などと現状を説明しました。 また、杉本さんは「こうした現実を知ってもらい自分でできる支援を継続していくことが大切だ