6月24日から、パキスタンの8000m峰ブロードピーク8,047mに再び単独・無酸素で向かい、ヒマラヤに復帰ます。 実はかなり前から復帰に向けて動いていて、指の問題を含めて様々な課題はありますが、先日の八ヶ岳でのトレーニングとリハビリの中で決めました。 2012年秋季エベレスト西稜の下山中、僕は重度の凍傷になり、それから長く時が止まっていました。 あの下山中に吹く極寒の暴風と低酸素が、両手両足と鼻を凍らせ、両手9本の指の第二関節から先を失う事になりました。 それから1年6ヶ月の長い治療。 幹細胞を使った再生治療やリハビリを続け、今はアメリカの細胞外マトリクスを使った治療を続けています。全部元に戻るわけではないと思いますが、若干伸びてきた感じはあります。(現在も治療は継続中です。) 不思議なのは、今まで落ち込むことはあってももう山は無理だという想いが頭をよぎることはなく、ヒマラヤへの想いは消